第80章 願い
癌はやり方を違えただけ
その認識を違え
繰り返した
だから…捨て置くしかない存在にまでなった
自分にとっての見方だけで、正しいと凝り固まったが故に…
『全体にとっての認識』よりも「自分にとっての認識」だと、自分のみに合わさせる為だけに
選定者「癌とは、自分にとって都合のいいように捻じ曲げる為に、人を言いなりに動かして不都合を着せる行為
癌の言いなりになるということは、必ず不都合を着せられ、その者に利のあることは決して無いことを意味する
同じな訳等ない
癌という理を教えることで、ケイトに利はあるか?
無い!
お前達にしか利等ない…
消滅して欲しくないという願い…
それを、認識を違えるだけでは飽き足らず侵害するか…!!
その尊い願い(祈り)を、自分の為だけに言いなりにしたい等(癌)と!!!
過ち(罪)を過ち(罪)と認めず繰り返すか!!!
それを癌だと言う等笑止千万!!!!
消滅を持って贖(あがな)えゴミ(癌)共が!!!!!」
よかった…ちゃんと、消滅させてくれるんだ……
よかった…
同じように消える人が、増えないで済む
少しでも増えれば増えるだけ、消される総数は減っていく
よかった……‥本当に
始祖神「ちゃんと…声が聴けるようになりましたね」
ケイト「うん…ありがとう」微笑
始祖神「そろそろ内の意識から戻りなさい
心配されていますよ?」
ケイト「ああ、ありがとう…
言いなりにしたいからやってるんじゃないのにな…
そこを弁えず、線引きもまともに出来ず、勝手にやりたい放題やりたいから、癌になるんだよな……
だから…消滅したい奴は、消滅してもらうしかない
教えた所で、脅して言うことを聞かそうとしているだけ、と歪めてくる
認識ごと、事実も何もかもを、違えて、繰り返し、傷付ける
だから……消滅という道から逃れる術を無くす…自らの手で、判断によって……」
始祖神「そういうもの(理)です…‥」
ケイト「本人の道(生き様)は本人のものだ
私のものじゃない
第一…私が選んだ通りにしたとしても、本人が後悔してたらなんの意味もない
本人が決めるものだ
本人がどう在るかは
……
(くるっ)←振り返る
ゴミ(癌)に掛ける言葉は無い、時間も労力も勿体無い
それが…よくわかったよ」ずっ!!←白目以外発光