第80章 願い
涙「神の力で常時発動していたので…今まで何の影響もありませんでした
だから…
今は、心配する必要はありません
頼みましたよ…」
『おお!&ああ!&はい!&任せて!&りょーかい!♪』
始祖神の涙から、写し身の小狼とサクラの身体を作り替えるのに必要となる魔力分の回復を、本体の小狼と桜に与えられた
が、実際には…
既に作り替えは実行済みであり、顕現させるだけといった状態だった
というのが事の真相だったらしい
って言うか…何で寝ている間にそんな大事な話をしていたの?;
そんなツッコミを聞いてくれる人はいませんでした;
どうしよう…;
そこまで防ぐとは知らなかった;
そりゃまあ害してくる力ならば、神の力であっても悪影響を防ぐ感じではあったけれども;
自然発生する澱みや歪みを防ぐ役割をも担えるとは、知らなかったなあ…;
まあ、そんな影響与えたくないって思ってさえいたら、それを汲んではくれるんだろうけれども……だからこそ起こり得たのかな?あの二人だから…
ケイト「私は………この世界は…消すべき癌ではないの?
世界の癌化を…防げているの?
痛い痛い痛い痛い痛い!!」頭押さえ
始祖神「癌になりかけの世界を選んで送られるの!
それを防ぐ為の使徒なの!
差し替える世界が必要になるから、あんたがいる内はまだ消しちゃ駄(↗)目(↘)!
オリジナルのあんたでしょうが!!」ぱかあんっ!!←頭叩く
ケイト「いてっ!!
ちえー」
始祖神「その先でどうなるかはその人達次第
どっちにしても消えるんだからほっときなさい!」
お母さん「そうよ!!」
始祖神「一方的に巻き込まれて脅かされる命がどれだけ損なわれようと痛まない本質、と言うより「考え」
それに染まりやすい人であればあるほど癌で、よくて地獄落ち
染まりにくければにくいほど天国行き、神になりやすい
でも神でも癌に心を開いて染まる馬鹿もいるけれど…」
ケイト「…;」
始祖神「どっちにしてもろくなもんじゃないわよ!わかる!!?」
ケイト「はい;」
始祖神「だから気負わないの!
撥ね除けなさいって言ったでしょう!!」
ケイト「はい;」たじっ
始祖神「大事なことよ!」
ケイト「はーい」半泣&はああっ深々嘆息
始祖神「撥ね除ける!
あんたの課題!!」
ケイト「死ぬより難しい‥;」