第80章 願い
始祖神(変わった!!)キラン!!
ケイト「自らを醜悪という檻の中に閉じ込めて、癌から抜け出せなくなればいい
二度と…浄化等という影響に等触れさせやしない!!
決して!!!
そう…決めたよ……お母さん(始祖神)」
始祖神(完全に目覚めた…)
ケイト「……
それで…いいんだよね?
本人の生き様を尊重する、無理強いはしない」
始祖神「ええ、勿論です!
大いに同意します!」
ケイト「……(俯)
でも…だからってさ、傷付ける理由にしてくるのはあんまりだよ←苦笑
こっちが傷付けにいかないのをいいことにさ…」
始祖神「本当にね」
ケイト「ありがとう…
そいつら限定でだけど、浄化も、教えも、全て無駄だってわかったよ
歪めて傷付けてくる人にまで、わざわざ合わせる必要なんてないんだもんね^^
かと言って傷付ける気も無いけど…
一方的に毎日傷付けてくるばかりの人間には、ちょっとぐらい怒ったって罰は当たらないよね?
毎日嫌がらせされてるんだしさ」
始祖神「それは違いますよ…ヒートアップしてしまう
地獄落ちの人の為に、わざわざ同じ土俵に立つ必要はありません
撥ね除けなさい、それこそ」
ケイト「厳しいなあ^^;
難しいよ」
始祖神「それでこその課題です!」
ケイト「…(苦笑)
(くす)
わかった…ありがとう^^
相手にしないで無視する、何も教えないし、浄化も何も与えないよ」微笑
始祖神が深々頷く
(すっ)←自らの手を見据える
今だから…出来そうな気がする
(ふっ)←目を閉じる
覚醒
開放
魂がある下垂体のみに、全ての力を集中させて行っただけ…
今までは漏れ出た光が瞳に流れるだけだったけれど…今なら!!
どっくん!!!!
選定者が目覚めた今――始祖神と一つになり切れていなかったそれが、ようやく今…『一つ』となった
完全に、魂の中にいる神々と、選定者が目覚めていなかったことで今まで一体になり切れていなかった『始祖神』と!!
脈動(みゃくどう)―――――
何時しか――そう名付けられた
呼応するかのように、互いに呼び合い、存在を主張するかのように、魂の底深くで力強く脈動する
そうか――これが、力!!
想い同士が、完全に重なり合い、合わさることで、完全に一つに!!
戦慄せざるを得ない、途方もない威力が放たれていた