第80章 願い
黒鋼「ほんの一瞬だった」
ケイト「しかも抜けないように立たされてたもんね」
黒鋼「今度会ったらただじゃおかねえ!・・」ギラリ
モコナ「うわ!こわぁ~い!」
黒鋼「黙れ白饅頭!」ゴゴゴゴゴ
モコナ「きゃあああああ!!」
黒鋼「しかもあの野郎レースで姫を利用しやがって」
ファイ「まあまあ、時の運とも言うし~」
サクラ「あれは…仕方なかったと思います
残念だったけれど…お陰で、今があるから」微笑
シャオラン「…はい
今が…一番、幸せだと思います
基であったとしても、どちらにしても…大事な存在だから
その皆と…共に居れるから」微笑
小狼「…ああ」微笑
桜「うん…本当に^^//」涙
サクラ「今が一番…ね?//」微笑涙
ファイ「うんうん^^♪」
モコナ「モコナも~!^^♪」ぴょぉんっ!!
黒鋼「勝手に終わった空気出してんじゃねえ
で?
旅は続けるのか?続けねえのか?」
ファイ「ん~
小狼君の対価は終わったしぃ~
目的は果たした訳だし」
小狼「これから決めていけばいい
今はゆっくり休んで…
それから決めたい…
皆で、話し合って」
ファイ「だね」にこっ
ケイト「もう…4年も経ってたんだね
お前達にとっては」
小狼「ああ…」
シャオラン「お前だけじゃない…
俺も見ていた…中から」
小狼「ふっ…そんな気はしていた」微笑
桜「遠くても…すぐ、近くに感じていた」
サクラ「私も^^」
ファイ「いや~あ、でもあっという間だったねえ」
黒鋼「どこがだ
何べんも死に掛けてただろうが、この無茶野郎が」
ファイ「黒様には言われたくはないかも~」
モコナ「ね~?^^」
ファイ「ね~^^」
黒鋼「その口いっぺんそぎ落としてやろうか?ああっ!?」黒笑&ジャキッ!!←抜刀
『きゃ~^^♪』ダッシュ!!←両手をあげて猛ダッシュ
黒鋼「待ちやがれえええ!!・・」ダッシュ!!←刀持ったまま追い掛ける
小狼「室内で?!;」ぎょっ!!
シャオラン「お、落ち着いて下さい!;」あわあわ&わたわた
サクラ「いつも通り…ね^^」ふふっ
桜「やっと…帰ってこれたね」しみじみ微笑
ケイト「……
(くす)
おかえり――皆」微笑
最後に、満面の笑みで皆に笑い掛けた
それに気付かれないまま…時は進んでいく
刻まれていく
その一瞬しかない刻(とき)を――