第80章 願い
浮気に見られるかもしれない
が…
ちゃんと、繋がっている――魂同士で、心の深く深く、奥深く(奥底)で
この世のしがらみでしかない
何だと言われようと…守り抜く覚悟は出来ている
背負う覚悟も…
たとえ罪だと言われようとも…
ちゃんと背負うし、
その為だけに不要なものは巻き込んだりはしない、決して――!
そう決めた
だから進む…
前でも後ろでも関係ない……
自分という道を、決めた道を…ただ進むだけだ……
その道に、生きると決めたから……
それに不要に巻き込んだりはしない、癌のようには、絶対に!
自分一人の勝手で、都合で、常に、振り回され続けるべきだとも、脅かされ続けるべきだとも、決して思えないから!!
それが私の道だから――!!
志を同じくする者達と共に、生きて行きたいから!!
これからも生きて行くと決めたのだから!!!
だから行く――この道を!!
決して違えたりはしない!!
自分の勝手で!歪めたり捻じ曲げたりなんかはしない!!!
ましてや――繰り返したりなんかは…絶対にしない!!!!
私は――私と結ばれようと決めてくれた相手と共に生きる、その為に死んだりなんかはしない
ケイト「………行くぞ」
遠くを見据え、睨視した
もう、精霊王の半身としての効果は、お腹の子に、ウルに流れつつある
もう戻れない
だから――変わらないといけない
死なないように、頑張らないといけない
ひとりにさせない為にも
頑張る
その想いが透けて見えたのか…
ファイ「眉間に皺、寄ってるよ」きゅーっ
眉間の皺を、指の腹で撫でられた
ケイト「!!?;」びくぅっ!
ファイ「ありゃ?ビックリさせちゃった?^^;
ごめんね~
でも本当に同じ存在なんだねえ、反応もそっくり」
ケイト「え?そう?」
小狼「まあ…(こく)←小さく頷く
驚くよな」
桜「似ている…魂が同じだから、というのもあるのかもしれないけれど」
黒鋼「どうでもいいだろ
同じだろうが似てようが、やることは変わらねえ
要はそいつが何をなすかだろうが」
ファイ「おっとこまえ~」パチパチ
モコナ「ひゅぅ~」パチパチ
黒鋼「で?どこへ向かえばいい?
ここはどこだ?」全力スルー
ファイ「水上都市オルガノだって」
モコナ「お水いっぱぁ~い!海の上^^♪」