第80章 願い
レイ「人間って…皆、そうなの?」
ラーニェ「特殊な人種だと思うがな…
もう少しまともな人が多くいて欲しかったが…」
ケイト「それは土台無理な話だよ
そんなにまともな人達ばかりなら、私達は現にここまで凄惨な目には元から遭ってなんかはいない」ずっ!←黒く輝く
『!!!』
ティオナ「ケイト…?」
ケイト「ん?」ぱちくり←元に戻る
滅式が出る程…か
ケイトの目を見て察した
とてもではないが…出てこざるを得ない程の濃密さを孕んでいるんだろう
リヴェリア「…兎も角、やるのなら早急に手を打たねばならんな」
ティオナ「えー
新婚旅行の予定は?」
リヴェリア「悪いがまた今度だ」
ティオナ「ええー!;」
アイズ「終わったら、またしよう?」
ノアール「修業空間を使えば一発で終わるわよ?」
ブランシェ「すぐ終わるんだから気にしないで集中しましょう」
ティオナ「んー…わかった!
私が思うにさあ…
癌の人達って、自分からしか見れない、考えられない、つまり偏っていること、それを無理強いしたり押し付けた結果歪めていることに気付けてないのが問題だと思うんだよねえ」
フィン「うん、一理あるね」
ティオナ「問題なのはそれを問題とも思ってもいないことでもあるんだよ」
アイシャ「じゃあどうしたらいい?」
ティオナ「ん-……わかんない!」
ずさあああっ!!!←皆ズッコケた
ティオネ「あんた何考えてんのよ!!;団長達の何を聞いてたの!!?;」
ティオナ「え?でも防ぎようがないじゃない!
誰だって余裕ない時はあるし、その時は押し付けて押し付けられてでしょ?
問題なのは…「無尽蔵に、人を自ら脅かして害し続けること」でしょ?
そこを罪でないって「歪める」から滅茶苦茶になるんでしょ?
誰も責めないからって、責めて来られても仲間がいるから守ってもらえばいいって…『された人達』を、人扱いしないまま「繰り返す」って所なんでしょ?
「合わさない寄り添わない」ってそういうことじゃないの?」
フィン「ンー…強ち、間違いとは言い切れないね
寧ろ合っている
いや、本懐を掴んでいると言ってもいい」
ティオネ「私もそう思ってました、団長!!//」うっとりキラキラ
ティオナ「……掌返しが早過ぎない?;」
リヴェリア「いつものことだ←嘆息
それより急務は…」
皆『癌に脅かされない環境』
