第80章 願い
癌に脅かされない環境
シェルターを作ろう
癌をそもそも立ち入れないようにしよう
が…そこで更に一つ、問題が発生した
癌が既に入れないようにされていたことだ
結界によって…
それでも逃げ場となるシェルターは心の安寧の為に必要ということで用意することになった
確かに安心感が段違いだね(ふむ)
自身の歪みを自ら浄化出来ない人、人に押し付ける人が癌…守るべきは固定観念ではなく命
命を一方的に巻き込んで振り回すだけでは飽き足らず、奪ってまで実行する行為
それは悪だ、繰り返す行為もまた同様に…
それを善だと歪める考え方、凝り固まった固定観念が
歪みを生み、押し付けることによって人が歪むことになり、世界からも人からも全ての自由を奪う形になり
結果的に、癌の世界に至る――
だからこそ消さなければならない
認識を違えるな、に含まれる意味とは…
固定観念による凝り固まりを自身で浄化出来ず、人に一方的に押し付けて振り回す、たとえ命を奪うことになっても、脅かす結果に陥ったとしても、それごと善だと「歪める」
そこにあるんだろう…
固定観念で人や命や感情や心が死ぬ程押し付ける行為=無理強いする行為を善だと「歪める」、その認識こそが違えていると
善だと凝り固まっているのだから、同じ過ちを「繰り返す」のも当然の摂理とも言える
『認識に凝り固まって、押し付けることに固執してはダメ
歪めるほど押し付けたら、歪めることを押し付けたら、その分自分に跳ね返ってくる
だから癌は消滅する』←4434ページ参照
ああ言ったのはそれでか…
合点が行った
歪みとは…固定観念、凝り固まり
各個人におけるもの
それを一方的に人に押し付けて振り回し、死ぬ程無理強いをした
その上で善だと歪める
この時点で、認識を違えるといった行いが実現している
歪みを押し付ける、一方的な無理強い…それを善だと歪めて繰り返す
つまり、合わさない寄り添わない行為
この時点で、繰り返すなという決まりが破られている
2つの決まりが破られた結果、癌となる…
固定観念故に人を大事にしないことを正当化し、再び押し付けて繰り返す……
固定観念で雁字搦めになった存在
人だけではなく、世界に至るまで雁字搦めを無理強いする存在
それこそが癌だ
全てが繋がった――