第100章 未来(さき)へ
迅『うん、それで間違いないよ』
風間『なら何故こちらでしない?』
迅『…………
恐らく…
あちらでやった方がいいんでしょ
環境と設備的な問題かな?』
そう、満天の星空を見上げた
その先では…
水槽の中に人魚をいさせ(麻酔役)
その上に設置された台に恵土を横たえらせ
メデューサが石化で全身の動きを固め
デマオン直属の悪魔の纏め役が闇を抜去してゆく
※白帝は少し離れた位置に固定し浮かせて置いたままにしておく
そして抜去されたものをメデューサが闇で消し飛ばしてゆく
という流れ作業で
恵土が時折うめき、断末魔を上げると動きを止め
人魚による魂にまで働き掛ける子守唄で強制的に眠りにつかせる
といったことを…
完全に体内にある副流煙が無くなるまで続けた
その時間は2時間半にまで及び、体感では優に5時間を超えていた
人魚は時折交代していたが、他に代わりもないのでやるしか無かった
最後にメデューサが恵土の腹に手を当てて全身を察知し、闇が無いことを確認してから終わりとした
全ての治療が終わった後
白や光しか無い場で、台を寝台にし
白帝を恵土の上に乗せて、各々眠りについた
メデューサはデマオンに報告し、恵土のいる部屋に戻るよう伝えられた
デマオンは迎撃に専念する気でいるらしい
駿『俺…覚えてる
あの人…悪魔だ
全部すり抜けるんだ
幽霊みたいに全部』真っ青震え
迅『駿、落ち着け←肩の上に手を置く
言われてることも察知される』
太刀川『あちらから来るまで待つしかねえのか?』
迅『……………まだ動きは無い
死ぬ未来は無かった
安心…は無理だろうけれど
一先ず落ち着いて休んでいて
必ず…動きはあるから』
遠くを見据え、呟いた
自身にも言い聞かせるように……
小南『(太刀川さんと風間さんの二の舞になる)
(攻撃できない)
ああ〜!!イライラするううううう!!』頭抱え地団駄
迅『落ち着いて;』
レイジ『落ち着け小南
気持ちは分かるが今じゃない
取り戻す時にぶつけろ』
小南『わかったわ』はあっ
迅『秀次が白帝を持っていれば確実に攫われていた
恵土先輩が白帝を持っていなければ治療に支障が生じて最悪死ぬ)
くっそ!!(だんっ!!)←壁を叩く
八方塞がりだ…
手立てが無い…どうにも仕様が無い!
くそ…』ばたっ
自室でベッドへ仰向けに倒れ込んだ
