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Unlimited【ダンまち】

第79章 合一の先





ケイト「癌はどの世界でも、変わらない行動がある


「考え無しに動く」

でもそれは
考える間もない場合では長所になるんだよ

助からないはずの人が助かる


でも悪く働く場合もある
それが…助ける為に、沢山の人を脅かす
自覚も無く、それを狙った訳ではないから、だから気付かないし気付けない
たとえその皺寄せで何百人死んでも、国が滅んでも、「振り回されただけのそれを助けようとは決してしない」

この場合どうしたらいいかって言うと
脅かさない方法を取るなり、予め考えて備えておくなり、巻き込まないよう努力するなり、シュミレーションするなり、色々やり様があるんだけれど…

「その為には頑張れない人」だから;(お手上げ肩すくめ)←ぐじゃぐじゃ線が出る


助ける為には頑張れても、それで発生する責任を果たすことには頑張れない
責任を持つことはどうしても疎かになっちゃう

だって本質が考え無しだから…

考えてる時点で考え無しでは無くなっちゃう


後…無責任でないとなり得ないかも?」

フィン「なるほど…「考え無し」か」
ケイト「ううん、考え無しなのが問題ではなくって」手を横に振る
フィン「?」怪訝眉顰め双眸見つめる

ケイト「問題はその後←指差す
無責任、無配慮、無関心。

全ての行動に責任を持てとまでは言わないけれど、
せめて自分がしたいことの為に巻き込んだ人達が死んでしまっただとか、脅かされているだとか、そういったことには関心示そうよ、助けようとしようよって話。

自分で一方的に巻き込んだんだから、その責任ぐらいは果たせよってこと。
当たり前じゃない?自分から危険に晒して回ったんだから」

フィン「あーーーーー…

そういうことか…
つまり…「考え無しに動いた」、「そのツケを払わない(責任を取らない)=自分が一方的に巻き込んで脅かした相手を頑なに助けない」?
それが癌の本質である「合わさない、寄り添わない」、「自分に都合よく歪める」ということ?(頭捻る)
いや、どちらもがだ!」はっ!

今気付いた


ケイト「ね?癌の根幹そのものでしょ?」←未だローブ姿のまま

リヴェリア「…所で、大丈夫なのか?;」
ケイト「え?何が?」きょとん

リヴェリア「体は?疲れては無いか?
自覚症状は?」
ケイト「ん?
特に何も無いよ?寧ろ体の調子万全!!元気全開!!!」腕上下振る


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