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Unlimited【ダンまち】

第79章 合一の先





ケイト「それでも…(ぐぐっ!)←顔を上げる

俺は俺だ――!
変わらない!

たとえ何があろうと!!」真剣睨視

「そこが次期始祖神の証だったな」ふっ&にやり

辛うじて…精霊王の半身のお陰で生きてはいるという状態


少数でよかった

吸い取られた力を起点に異空間の仕組みを読み取り、改めて理解してゾッとした
大人数であれば、創世神の力を持って赴いていれば、この比ではない力を発揮されていたことになる

そうなれば…より一層、労せずにケイトを入手出来ていただろう


だが…時間の問題だ

対策が無いことは変わらない、目の前の状況も…あちらに優位な戦況も……



決め手が無い――!!!



フィン「大丈夫か?」

ケイト「平気…だ」
ふらっ

がくっ
神器の剣を両手で握り、辛うじて跪く

ケイト(立て…ない)
体を震わせながら、必死に力を入れるも…立てないまま再び項垂れる

まるで…あの時(香港の女魔導士に囚われる時の小狼)のように……


フードの魔導士が両手を徐に自身の胸の前に掲げる

何も無い中空から、両手の間に光が浮かぶ


「これは…棺」

ケイト「ひつ…ぎ?

(なんだ…
体が、熱い」ぐらっ

心臓辺りを押さえ、ぐら付いた


ケイト(頭が……はたらか…ない

ちからが…はいら、な)ぐらっ
がしゃんっ

そのまま…うつ伏せに倒れたかと思えば地面に倒れ伏す前に宙に浮き、同色のその光に包まれた

仰向けのまま中空に浮いて、その光の下へ運ばれる


リヴェリア「何をした!!!?」

フィン「ぐっ!!!)干渉できない――!」
「4000年も蓄えた力を、甘く見るな!!!


神、原初の神々の力…それらを少しずつ吸い取り、蓄え続けてきた

神が現われて、次期原初の神に目覚めるものが現われて、ようやく…全てを凌ぐ力を得た!

だがそれでも、創世神には遠く及ばない!!


始祖神限定に特化した捕縛術
それを構築するのに3000年(力を吸い取りつつ捕縛)
原初の神々が邪魔をしてくるのを見越して5000年分(力を吸い取り無効化)
更に時空神の力で、自身に掛かる時の流れを止め、無限大の力で全力を長年異空間へ注ぎ込み続け、時の流れを変えて増幅させ合うよう組み込む

外での時間では4000年であっても、異空間内では何億年蓄えたか最早わからん
時を止めているからな!!」


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