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Unlimited【ダンまち】

第79章 合一の先





先程言った行為の真逆の行為を癌は取っていた

オラリオの代表、親善大使としての役割を負いながら国を滅ぼして国民を路頭に迷わせた上、安全圏まで丁重に送るでもなく、他のファミリアに後始末も尻拭いも皺寄せも全て着せて、笑って自分達だけ帰って何のお咎めも無いまま終える
だなんて、癌の行いもしなかったし…『ケイトは』


あいつらさえいなければ、最初からこんなに苦労する羽目にもならなかったというのに…(嘆息)

いや、言っても仕方ないことだからやめよう



もう消えた後だし……



でも一言だけ愚痴らせてくれ
責任も取る気も無いなら最初から何もするな、勝手に一人で死んでくれ

ケイトとは正反対にも程がある;(心底嘆息)


リヴェリア「どうした?」

フィン「いや…最初から癌さえいなければ、と思えてならなかっただけだよ
はああっ」腕組み嘆息
リヴェリア「それに関しては私も思う所がある
だが言っても仕方ないだろう」
フィン「それでもだ
世界を救う為、大事な人を助ける為、だから他の大事な人を奪ってもいい、悪いことをしていない人を率先して巻き込んで傷付けて回ってもいい
そんな馬鹿げた理屈は排除しなければならない

確かに情状酌量の余地はある場合だってあるかもしれない
だが、だからと言って…限度がある

弁えなさ過ぎなぐらいに図々し過ぎるんだ、癌って奴は!!」

ケイト「でもさあ…

だからこそ……
癌が消滅する時のエネルギーは凄まじいんじゃないの?


癌が一つ消滅する、自壊するぐらいになった時
内側からグズグズに溶けて行って消えるでしょう?

で、その際にその魂の闇が拡がっていって、
それに触れるだけでどんどん消えて行っちゃうんだもの、連鎖爆発みたいに

そして闇の濃度がガンガン上がっていって、それで更に染まりにくい人に至るまで染まって消えて行って
世界の枠組み以外何も残らない死の世界になるからさあ」もぐもぐ←ポテト摘まみ中

フィン「……;」

『……………』天を仰ぐ


ケイト「?どしたの?」
『どこのバイオハザードだあああああ!!!;』

ケイト「そうだねえ…
癌が一つ爆発するだけで強制的に癌にさせて消えて行っちゃうんだよ、霊界の90点台から神界のトップのみ省いた全ての位の人達が

だから癌が爆発=開花する前に消すのが習わしなんだってさ」←3614ページ参照


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