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Unlimited【ダンまち】

第79章 合一の先





フィン「……」

ケイト「随分世話になったな…」

フィン「助けてくれたのは君だろう?」
ケイト「俺が一人でバスターとして走り回っていた時、常識を教えてくれたのもお前だった」
フィン「それは君が天撃も何も覚えないまま天力だけでヴァンデルやモンスターを叩き潰していたから」
ケイト「でも10日でレベル15だったろ?」
フィン「それは五つ星ヴァンデルを倒したからだろう!?;
僕が襲われていた時に!!
僕がいることにも気付かずにヴァンデルだけ切り捨てて!そのまま走り去って!!探すのがどんなに大変だったか!!!;」
ケイト「その一人称だって、俺に女だと勘違いされてからし始めて」
フィン「ですから!;もう終わったことでしょう!!?;」←クルスが出てる

ケイト「うん。まあ落ち着こう」
フィン「君が荒らしたんだろう!!?;」ぜえーっぜえーっ

ケイト「済まない、クルス…

お前はいつも受け役に回ってくれて、修業では本当に助かっていた。
相場も何もわかっていなくて、鑑定小屋にだって行けてない俺を正しく導いてくれた。
最初は二人だけだったが…最高に信頼の置ける戦士団だった」微笑

フィン「ケイト…話を戻して説明してくれ;」

ケイト「ああ。悪い;
つまり…私が言いたいのはさ…‥

たとえ同じ魂でだって、霊体に応じて強く出るのが変わるんだ


根っこは同じ
だけど少し違う

それは…霊体が違うからだ

その分、表に出やすいものもまた異なる
始祖神の魂でだって、霊体によって火が強く出ることだってあるんだ
その役割に応じてさ

霊体でだけ、ね?


だから…気にする必要なんてないんだ

確かに私と小狼の魂は同じだ
繋がり合っている、始祖神の魂を通じて、分体を通じて…

でも、それでいいんだ


わからないままで……



別の世界の、同じ存在だとしても…その形は違う

役割も異なる
願いの形も違う

だから…それでいいんだ


知らないままで……」微笑

フィン「……そういうことか…」

ケイト「納得は行った?^^」にっこり

フィン「…一つだけね」
ケイト「え?」きょとん


フィン「…君は本当に…どの世界でも変わらないな」微笑

ケイト「恭弥だってそうだろー?」眉顰め肩で小突く
フィン「君もね?」片目瞑&くす

下手な混乱を招くより、目の前に集中させてやりたい…

優しさだ


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