第79章 合一の先
『目は――『魂』を映す鏡である』
この言葉は、建国神話として語り継がれる際に
決して欠かせない言葉となっている
最後の力、行き着く先(終着点)として――
フィン「こちらの台詞だよ」くす
ケイト「ふふっ^^」
フィン「はっはっはっ^^」
『あっはっはっはっはっはっはっ^^』
小船の試乗体験に相応しくない程の笑い声が上がっていた
不自然なのもわかる…
だが…
それでも、今この時だけは……
自分というもの(魂)を、さらけ出したかったんだ――――
フィン「所で…どこへ向かっているんだい?」
ケイト「中心部だよ。
ほら、奥深くに高い所があるでしょ?噴水の根本!」
フィン「ああ…
(確か水上都市には、中心に馬鹿でかい噴水があった
が…まさか………
;(たらーり)
嫌な予感が…;)
まさか……あれが、王宮?」
ケイト「うん!もち!」キラン!
フィン「………;
治療場と同じく?;」汗←3317ページ参照
ケイト「あたぼうよ!!」にやり!!ぐっ!!←左腕でガッツポーズ&サムズアップ
フィン(マジか……;)絶句&遠い目
テロップ『現実逃避!
カァモォーン!♪ヒアーァ!!♪』
やかましい!!(げしぃっ!!!)
瞬時に蹴飛ばした
水のカーテン状の噴水が、中央にある王宮を包み隠していた
その光景はまさに荘厳としか言えないぐらいで…
中央が一番高く、それから段々に低くなっていくように出来ていた
そして…最後にはガノスの甲羅に行き着き、そこから川(用水路)を下って港(海)へと降りることになる
これから行く先は中央エリア…
フィン「結局…コピー(空中都市のまんま)ではなく、色々と変えたんだね?」王宮を指差す
ケイト「頑張りました!!」ふんすっ!!←そこはかとなく自慢げ
胸を張るケイトに苦笑し、見掛けた案内板に僕は目を通した。
中央エリアの外は、5階層に分かれているらしい
第1
第2
第3
第4
第5
と、わかりやすく名付けているそうだ
直径及び高さ共に9.88km
結界は直径14kmの球状結界←3169ページ参照
そこだけは変えずにいるらしい…
そのまま小船用のルートを用いて、段々と上がっていくことになった
さて…
ここの王宮は誰が住むことになるか考えているのかな?;
一抹の不安がよぎった