第79章 合一の先
その為…
ケイトのジェット・バーストによる飛び込み入港に泡食ったのだが…;
さもありなん;
被害は0でも心的被害も0にしないとね…;(う~ん)
そこもまた要課題だろう;
そもそもが…『神の力』自体、魂も霊体もその全てが『神』として完成しない限り使えない代物となっている
だから悪用するもの等出ないし出るはずもない
明確な違いだけ記すが…
『魔力水』は、水を実体化させたエネルギー
『仮想水』は、水を実体化しないエネルギー
どちらも『魔力』そのものであり、意思を持った『生きたエネルギー』そのものであることは変わらない
(でないと自動保護は出来ない為そう造った、とのこと)
要は…エネルギーが、水という実体を伴っているか伴っていないかの違いだ
どちらも『生きた水』ではあるが…
水という形(実体)を取っているのが『魔力水』、取っていないのが『仮想水』ということだ
以前、『魔力水』の発展版だと僕が言っていたのはそれが理由だ←4305ページ参照
ジェット・バーストとは…
『龍牙一閃(りゅうがいっせん)』という、『龍の牙を拳に集約させ、エネルギーを全身に纏って突撃して殴る攻防一体の技』(何でも跳ね除け続ける)
『一閃』という、『全てのエネルギーを触れた箇所一点に集中させて爆発させる技』(無防備で隙だらけ)
その二つを同時に使っている
ウォータージェット(斬撃)を全身に纏った状態で一点集中させて爆発させて更に勢いを付け(ジェット)、触れた直後に爆発させる(バースト)
つまり、触れる前までは攻防一体の『龍牙一閃』で最大加速させ、そして触れた瞬間にのみ『一閃』を繰り出すことで、比類なき最大の威力を発揮する御業と化している、という訳だ
一閃ではカウンターを食らえば致命的だからと言うのもあるのだろう…隙の無い技となった
あの当時、リヴェリアに渡した際には…球状に圧縮して手渡していた←4291ページ参照
そして次々に連なり、『フロー』という途方もない神業が完成した…
ケイトの手に羽が残った、すり抜けたのは僕の力によるものだ
スタント・ゼロ
で、透過力を予めケイトの手のみ高めておいた
それで、本体の体内にあるサクラの羽だけを難無く取れたという訳だ
ケイトが僕へ言った、「任せたよ?」の意味はそういうことだ←4298ページ参照