第13章 結婚式と初デート
通信機にはある機能が付いてある。
まず互いに連絡を取り合う機能。1番、2番、3番間の会話が可能となる。
次に緊急用としてロキの持つ端末に連絡を取る機能。緊急時に分身馬車を出すよう促せる。
最後に、互いの位置を知る機能。1番、2番、3番、緊急用端末。その各々の位置を察知するセンサーもまたついているんだそうだ。
以上で通信機についてある機能は終わり。
フィン「さて、実践に移りたいんだけど…大丈夫かな?^^;」
ティオネ「団長と、団長と…愛のテレパシー」キラキラ
フィン「違うからね?^^;」
ケイト「えっと…遠征用だから。そのっ…どうしよう、言い辛い!;」
アイズ「どうすれば位置が見れるの?」
ケイト「えっとね。上にスライドさせるんだよ」
ティオネ「団長の位置がいつでもどこでもわかるように!!?」ぎんっ!!
フィン「ティオネ、くれぐれも言い聞かせておくけどこの通信機は君の私物じゃないからね?;」
ティオネ「ケイト!主力は一人一つぐらい端末が必要よね!?
絶対必要になる時があるわよね!!?」ずいっ!!
ケイト「え;でもプライバシーや個人の自由が束縛されかねないから;」
ティオネ「いいから作りなさい今すぐ!!先輩命令よ!」
ケイト「うー;」
フィン「やれやれ;」溜息
ロキ「ケイト、もしかして魔力を温存させときたいんか?」
ケイト「う…うん;遠征前だし、やっぱりたくさん取っておいていざって時に…
ドラゴン・ソウルを外に出すと外殻が無くても、私の意思で働き掛けない限りは分散しない。
でも分散した時の速さが半端なくって…だから大事に取っておきたいというのが本音」
ロキ「早い話、消耗が激しい代わりに長続きしないと」
ケイト「うん;」
フィン「ケイトがいじめられたのは、作為的に見えたから。
ひいては故意にやっているように感じたというのがでかいのかな?
いずれにせよ、好奇心で動いていること、悪気がないことだけは彼女を見ていればよくわかる)
既存のものをコピーして分身を作るのとは違って、0から作るとなると大幅に魔力を消耗する。といったことかな?
君の持つ十字架のように」
ケイト「うん!
街を作った人がヘレイオスって言って、このお守りを作ってくれたみたい。
ってあれ?何で知ってるの?」
!しまった…