第79章 合一の先
フィン「まさか作者までグルか?」
ケイト「だから消えたんでしょ?
一個人にとって都合良く何でもかんでも歪めるんだから。
後始末も不始末も、やってもいない人に着せて回って当然。
後始末も不始末も、生きている限りは避けられないものだけれど…
飲み込めるのにも限度があるっつぅ―の!
そこを弁えんから、限度を弁えないまんま、度を超すんでしょ?
「限度を弁えない自己正当化」
それこそが、「合わさない、寄り添わない、歪める」から成り立つ結晶。
消えて当たり前だよ。
そんなの…生きてたら、皆が迷惑しかしない。
ただでさえ、生きているだけで不始末は生まれる。
少しでも減らそうとしなきゃ、もっともっと増えるばっかりでしょ?
そこも弁えらんなきゃ、減らせるものも減らせやしないよ。
そこを履き違えてんでしょ?「癌」は。
勇気と無謀、現実と理想の違いもまともにわからない…
終いには…自分に合わない人間は全て悪だとまで言い出す始末……
もうグレちまうよ」嘆息
フィン「そうだね…
「癌」が、神フレイヤに対してやったように…
神フレイヤ無くして、例の癌が助かることはなり得なかった。
もし…神フレイヤが、癌によるイシュタル・ファミリアへの襲撃の後に襲撃しなかったのなら…‥
たとえ助けられたとしても一時しのぎに過ぎず、オッタルに助けられた癌の方はエリクサーを貰えなかったことで死に、癌のファミリアはLv.5の【男殺し(アンドロクトノス)】に蹂躙されて壊滅、癌は一生拉致監禁され、よくて性奴隷にされるはずだった。
だと言うのに…
癌は自分達で助けた気になって、
肝心のフレイヤへの感謝も謝罪も、負ってくれた自分達の分だけでもとか賠償さえも、何もせずにいた訳だし…
更には…最初に襲撃したのがフレイヤのようにまで言われ、風評被害に遭う中でもどこ吹く風で、守りに行こうとさえもしない始末」頭が痛い為、頭を押さえる
ケイト「所詮は奴隷さ♪癌に取っちゃ
人を死なせる根源だからね~♪
無駄無駄無駄無駄♪無っ駄~無駄~♪」
フィン「………;
それは…皮肉かい?;」
ケイト「癌に関わるとろくなことになんねえって話~♪
だってそうだろ?
恩人に自分のやった罪を全部着せたんだぞ?
自分が最初に襲撃して、助ける為には襲撃せざるを得ない状況に追い込んだ上で!」