第78章 火の都
ケイト「今ここにいる3人だけだ
この振動を、爆音を検知できたのは…‥
その共通点はわかるな?」真剣←2人を見やる
フィン「ああ…言わずもがな、だろ?」ちらっ←腕組みしたままリヴェリアを見やる
リヴェリア「………←俯く
神霊と神器持ちか」←汗が頬を伝う
ケイト「そう……
あの時はどうだったか知らんが
亜種の漆黒のベヒーモスとは桁外れなんだろう
アイズも起きなかった所を見ると、な(ちらっ)←空間越しに見る
……」
リヴェリア「それ程の相手だと言うのか?」
ケイト「だから起きなかったんだろ?」
リヴェリア「!←瞠目
そこは…そうだが」
フィン「戦力外と言われているようで嫌かい?」
リヴェリア「いや…そうではない
だが……」
ケイト「言いたいことは何となくわかる
出来ることなら…伝えて、神の力を貸して、共に向かい合っていきたいのも…‥
だが…足手纏いだ
それ程の相手なんだ
神器持ちなんか歯牙にも掛けないぐらいには……
だから……余波で削れたり、取り乱すよりは…」
その言葉に…俯いたまま、顔を上げず、ぽつりぽつりと懸命に呟くケイトに
僕等は黙って頷いた
フィン「少しでも危険を減らしたいんだね」
リヴェリア「お前の気持ちはわかった…
だが…後になってから知る立場も考えてくれ
寿命が縮む」
ケイト「……わかった…
後でじゃなく、先に伝えて
それから…考える
皆にとって、いい道を…誰も悔いの無い未来を」
フィン「スカイリング大会で皆一度集まった後に
アスフィは一度オリンピアに行き、そのまま泊まっている
ガレスはロキ・ファミリアの方へ手伝いに行ってそのまま泊まり
ノアールとブランシェは亜種のベヒーモスの残骸と破損した森の片付けと復興…
この喧騒を知るのは、今、現時点を置いて僕等以外にいない訳か…」
アルとディも熟睡し切っている訳だ、と溜飲を下げている中
テロップ『あの…さっきから私いるんですけど!!!?;
時空神の原初の魂ここにいるんですけど!!?;』
ケイト「さてさてどうしたもんかなあ」
フィン「メリオダスの記憶に引っ張られないでくれ」
ケイト「ああ、わかってる;
ごめんごめん
つい、な…;
フィアナ、ごめん;
不貞腐れないで;
拗ねないで;」たらたら
テロップ『つーんっ!!!;』ぐすんっ!