第78章 火の都
雲王国エリア…
そこでは、元の材料が全て雲だということもあって、新たな技術が展開されていた
その名も…ベアリングロード
このロードが適用された道の上に立って、進みたい方角を心に思うと、
「足元のボールがその方向へ回転し体を前進」させてくれる
その様子から、自動ローラーとも呼ばれている
言わずもがな、ローラースケートの如く進んでいくからだ
止まりたい時は止まれと思えば自動で止まってくれる
足の不自由な方もいた為、考案されたものだったのだが…
まあ、どこかで見たとは言わないでおこう
思慮も分別もない、学びをしなくなった魂、それが癌だと明記された
と同時に、下記のこともまた同様に明記されていった
『『人』にとっての価値、大事なもの、想い』に「合わさない、寄り添わない」
『それ』を「自分に都合よく歪める」
その「性根」を、「癌」と呼ぶ
最も愚かで、罪深い行為
「そこ(中身、本質)」が変わらない限り、「癌」の道から脱することは叶わない
ここまでが、癌についての総括だ…多くは語るまい
魔力及び気の運用法において
青、赤、緑でも、どちら寄りという概念が出来た
後、万能色においても、極めれば全て100%に出来ると明らかになった
ただし個人差(どちら寄り等)はあるが…
青(即時即効)
赤寄り:体内の自己強化、透過力、自己防御力上昇かつ触れた相手の力の無効化
緑寄り:体外の他者強化、透過力、自己バリア展開かつ触れた相手の力の無効化
赤(自己強化)
緑寄り:体外の自己(の気)強化、爆発力、体外の気を爆発させて跳ね除ける
青寄り:体内の自己強化、爆発力、隅々まで自身の体内を気ごと爆発的に強化
緑(他者強化)
青寄り:体外の他者強化、増幅力、隅々まで増幅させ強化したバリアを常時展開
赤寄り:体外の他者(気)強化、増幅力、増幅させて極大爆発を連鎖的に起こす
気の対比、相性、強さ
青>赤>緑>青(三竦み)
濃度(密度)
緑>青>赤
気の粘っこさ(性質)
青:サラサラ、楯状火山(隅々まで流れ込む)
緑:中間
赤:ドロドロ、鐘状火山(爆発的)
気は一点に集約されれば熱を持ち、後に爆発する
赤の青寄りでは、相手の体内に送り込んで内側から爆発させることもしている
相性が何寄りかで変わることがあるのは勿論、単色もある