第78章 火の都
フィン「で…一番の問題は?^^;」
ケイト「はっ!!;
いけない!忘れてた!;
空色か海色かって話だよね
うーん
コバルトブルー…違う;
ううーん;」
僕が差し出した青色一覧表を見ながら、腕組みしたままうんうん唸り続けていた
フィン「そうだね…(ひょこ)←少し覗き込む
君の好み的に…
白と青なら、ギリシャの時の色そのままでいいんじゃないのかい?」
ケイト「それだあああ!!」
フィン「確か前々世の記憶だと、この辺りが近いような」←指差し
ケイト「これだああああああああああ!!!!
これ!!これ!!これえええええ!!!!!//」大興奮
フィン「うるさい;落ち着いてくれ;」どおどお←騒音のあまり少し身を引き両手で宥める
ケイト「あ、ごめん;(しゅん)←乗り出していた身を引く
んっとね…
この『#0000FF』が一番近いよ!←指差す
よく使ってたの//」むっふー←心底満足気に遠い目で懐かしむ
フィン「どれどれ…?←覗き込む
へぇ…
鮮やかな青、か
実に君らしい
いいね、気に入ったよ」微笑
ケイト「やったあ!^^
皆にも提案して~」市民カードをいじる
フィン「いや、君が王なんだから君が決めることだからね?」じと目
ケイト「え?;」
フィン「それでいいだろう?と」
同意、という旨が一様に叩き付けられた
自分でも決めたいという人は一人もいなかった…
理由:責任が降りかかるのはちょっと…
そんなことまで総意を得なくていいと思う
国の方針なら兎も角、この辺りは国王が決めてもいいかと
今後に関わるしな、上に同意見
赤子もいるんだし無理だろ
そうそう(二度頷く)、激しく同意
全員の好みを組み合わせるなんて無理だって
『全くもってその通り!!』大きく頷く
結論:国の方針以外=国旗ぐらいは国王が決めてくれ
以上
そして…
配色もしっかりと決まったことで、それをマントにして背負ったケイトが堂々と壇上に上がった
フィン(しっかり決めてくれよ?^^)にっこり拍手←わかっててやっている
ケイト(絶対無理!!;)←心中の叫びとは裏腹に笑みを浮かべつつ手を振る
開会式の挨拶前だが、冷や汗が少し伝っていた……;
ケイト「えーっと…小難しい話は抜きにして!
皆楽しんで!元気で!!
以上!!開会!!!」
ぶっほぉっ!!←全員が吹いた