第78章 火の都
ケイト「大丈夫!
各個人、命に関わらない程度に自動調節機能があるから」
キルア「へえー…便利だなあ
便利過ぎて…逆にこええよ;
何で攻められてないんだ、この国;」
ケイト「攻める気が起これば記憶から消去されるから」
キルア「こええな;」ぞくっ!
ぶるりと肩を震わせて自身を抱いた
ケイト「そうでもしなきゃ…なんも守れやしねえよ」
遠い目で…真剣な表情で、遠くを見据えていた…
CM『水布団!水毛布!♪
「アーマードモード!!」
介護として電気信号を受けて、全身を包んで動きを補佐するアーマーに
逆に動きに対抗するよう補佐することで、養成ギブスにもなる』
それを見たケイトが、急に『巨人の星』を歌い出した…;
CM『重さのない義手にもなる!
電気マッサージ機にもなる!
電気要らず♪
水が無くても水蒸気から水に変える機能がある!
ろ過機能もある!
水道要らず♪
「飲水には苦労しないよ♪」←寝ながらでも飲めちゃう♪
「蛇口つけてー!!」キラーン!!
ケイト「戦闘の時には邪魔じゃん;」腕組み難色←特別出演
重さを左右揃えるよう自動調節も可能!
流動体なので優しく包めるし負担にもならない!
戦闘用に硬化機能もあり!
外の気温に応じて、体の温度に応じて、自由自在に温度調整、変幻自在のマジカル小道具!
安眠補助機能付き!
眠る時には頭も体も疲れを取るよ♪
オンオフ出来るので安全、大丈夫♪
いる人はどうぞ♪
今なら水布団に水毛布もついてくる!
セット価格は2000ヴァリス!』(2万円)
最早…冒険の必需品として殺到された……;
うん…
神の力で作った寝具とは言え…
いや、まあ……;(ちらっ)
ケイト「?
(ああ、心配なのかな?
悪用防止機能があるから大丈夫!b)←ぐっ!
^^」にかっ!
ふっ…
ああ、大丈夫だ
悪用した瞬間に水に溶けて消えていく機能も付いていると、予めCMで説明されていたし…
悪用出来ないようにも、水道代も電気代も無料になることも…全部考えた上で提案していたのもわかっている
わかってはいるんだが…;
大丈夫、と言われても……中々、ね?;
リヴェリア(何だ、弱音か?
お前らしくも無い…
これだから虚弱な小人族(パルゥム)は)嘆息
フィン(うるさい!生意気言うな高慢エルフが!!)イラァッ!