第78章 火の都
ンー…;
まあ、ケイトの性格上…
ヘルメスに何の詫びも無し、なんていうのは無理かな?
そう、折り合いを付けた
突如置いてけぼりにされた、僕の中の感情に…
というのは置いておいて
本人がいない中でも変わらず、ジェット・バーストはよどみなくオルガノへ向かっていった
あと数分で着くだろう
そう思って、部屋に入る前のケイトへ引き留めて伝えると
ケイトは「最後に…」と、ひそひそと僕へ耳打ちをしてきた
フィン「ん?なんだい?」
ケイト「あのね…
ひそひそひそひそ」
フィン「………
やるのかい?;
今?ここで?」
ケイト「もち!」キラキラ
フィン「………………;」瞠目、硬直
ケイト「…………………」キラキラキラキラキラキラ
フィン「……(天を仰ぎ腕組み)
…わかった」がっくり項垂れる
ケイト「やったああああ!^^//」ぴょぉんっ!!大ジャンプ
フィン「その代わり、今回だけだよ?^^;」
こくこくこくこく!!
その頃、ヘルメスは…
突如上空に煽られ飛ばされ、水の膜に押し付けられ、目まぐるしい景色の変化とGによって酷く酔っていた……
アスフィ曰く…いい薬です!(瞑目やれやれ嘆息)
ヘルメスのいる部屋から出て来たヘファイストスに、ケイトは手に持った差し入れ(食事)を渡し、
もう一つをヘルメスに渡す為、部屋に入った
ヘルメス「う~ん…う~ん」
魘され続けるヘルメスに歩み寄り
ケイト「ごめんね
はい、食事」
ヘルメス「あ…ああ、ありがとう
ふふふっ、綺麗な吹っ飛び劇だったよ」遠い目←夢現
ケイト「お詫びに実験台になって!!」キラキラ
ヘルメス「……‥え」ぽかーん
ケイト「強行マッサージタァァァーイム!!」キラン
ヘルメス「ぎゃあああああああああああああああ!!!!!;」
フィン「済まない、ヘルメス…犠牲になってくれ」キリッ!真剣
ヘルメス「嘘だろう!!?;君まで
ケイト「レッツラゴオオオオオオー^^♪」
誰か…!!誰か止めてくれええええ」
ケイト「やだああああああああ!!!><♪」きゃっほおおう♪
雷と水の大嵐の真っ只中で、揉まれに揉まれる中…
ヘルメスは絶えず断末魔を上げていた;
ケイト「嬉しさの断末魔を上げてたよ!」キラキラ
すっきり治ったらしい
本当は激しく動かしたらダメなんだよ…?;