第13章 結婚式と初デート
真剣な表情を浮かべながら呟く彼女に、僕は頷く外なかった。
否…それ以外をさせないほどに、合理的過ぎた。
フィン「…ケイト、くれぐれも無茶だけはしないでくれ」
ケイト「場合によるね(ふっ)
どうしても危ない状況になったら無茶はする。
させたくないのなら、危機的状況に誰も巻き込まれずのうのうと立ち回ってくれ」
フィン「…(瞠目)
(くす)言うようになったね」
ケイト「うん。頑張った!^^//」にこ
フィン「それでいい。
とんだ初遠征になりそうだけど、頼むよ」すっ
ケイト「了解!」すっ
こつん
左隣に座る彼女に拳を差し出すと、ケイトはそう言いながら拳を重ねた。
ケイト「所で前に言ってた旅行だけど、そう言うよりはもう一つの入り口を探しに行ってたんじゃなかったの?」
フィン「ばれたか^^(くす)
ここからは誰が聞いているかわからないから思念伝達魔法でも作ってくれないかな?」
ケイト「わかった(こく)
(クリエイト・思念伝達魔法。フィンと繋げる!
『フィン、聞こえる?』」
フィン『ああ。聞こえているよ。
僕らは迷宮第二の入り口を探す為に港街メレンを訪れた。
慰安旅行という形だったが、そこで【カーリー・ファミリア】の因縁や色んなものに振り回されてね。
結果、成果と言えば【イシュタル・ファミリア】の手がかりを掴んだぐらいだ。
第二の入り口も見つからず(肩すくめ&溜息)
前の遠征での大赤字とは、この旅行よりも前の迷宮探索でのことだ。
旅行を終えて帰った後にホームで一日休んでから、次の日の晩に豊饒の女主人で宴が開かれた。お疲れ様会をね。
そして次の日の朝に、君がロキとアイズに連れられて来た。
あと怪しい場所としてダイダロス通りに僕は目を付けたが、その依頼が来る前に、君の街で古代のモンスターが復活した報せを受けた。
その次の日にギルドから遠征を命じられた。オラリオに来られては一溜まりもないからね。
まあその時には君はとっくに飛び出してたわけだけど』じと目
ケイト『ごめんなさい;』
フィン『いや、反省しているのならいいんだ。
【ディアンケヒト・ファミリア】の依頼もまた受けたことで、その帰りついでに調べる約束を取り付けたというわけだ。
大体の流れはこんな感じなんだが、把握してくれたかな?^^』
ケイト『もちろん!』こく