第13章 結婚式と初デート
ヘルメス「わかった!そんなに嫌なら大金を継ぎ込んででも買ってくる!!」
アスフィ「ファミリアの資産を何だと思ってるんですか!!?」
「物凄い剣幕;」がたがた
アスフィ「ルルネ!あなたも止めなさい!!」
ルルネ「はいいいい!;」
ヘルメス「止めるな!!英雄譚をこの手にいいいいい!!!」
アスフィ「わかりました!あげますから落ち着いて下さい!!
私の分はまた5日後に買いますが今日中に読ませてもらいます!!
それでいいですか!?;」
ヘルメス「やったあああああああ!!!!!^^」
アスフィ「はあ…;」
ルルネ「いいの?;あんなに楽しみにして買った本なのに」
アスフィ「致し方ありません(溜息)
買い取るとなると適正価格よりも増すのは道理。
それに比べれば安いものです」
ルルネ「ヘルメス様探知機…凄いね」
アスフィ「彼女はレーダーとも呼んでいました」
ヘルメス「やった!!やったぞおおおおおおおおおおお!!!^^//」大興奮
その日、勝者(ヘルメス)の興奮冷めやらぬ雄叫びがホーム中に響き渡り続けたという……
フィン「にや)えいっ」
ぱしゃ
ケイト「うわっ;やったなー!」
ぱしゃしゃっ!
フィン「やったよ!ほら」
ばしゃっ
周囲に他の客がいないのをいいことに、パシャパシャと顔にかけ合っていた。
ケイト「ねえフィン…私のレイドでの役割、考えてたんだけどさ」
フィン「ん?」
ケイト「魔力だけは誰にも負けない自信がある。
それと同時に、魔力で強化された身体能力にもね。
だから…囮を任せて欲しい」
フィン「!…
それは何故だい?死んでもいいと思っていないだろうね?」じっ
先程の楽しい雰囲気とは違い、睨むかのような鋭い眼が向けられた。
ケイト「まさかっ^^
昔ならまだしも、今はそんなこと、微塵でさえも思ったこともないよ(真剣&にや)
理由は三つ。
《精霊寵愛》でどんな怪我を負っても瞬時に治る、
未知の魔物や迷宮でも《精霊導》で特性や道がわかる、
対人戦闘、及び戦闘技術においてロキ・ファミリアの中で右に出るものはいない。
武器を用いた剣術と体術、その二つを一つの技術へと昇華させた風月流の動きは身体能力の差、優位を根本から覆す。
冒険者登録してもいない、恩恵(ファルナ)も刻まれていない状態でアイズに勝てた理由はそれだ」