第77章 新時代の幕開け
「癌」とは…「自分の主観」を人に押し付けて、思考や責任を放棄して「繰り返す」、「放棄人間」
人が癌になろうが、動じない
そうなれば、何も感じず放棄すれば、待つのは「繰り返し」だから
だから…楽観視せず、足掻き続ける。私は―『私』の形で生きる
人に押し付けることはしない、けれど生き抜く(足掻き抜く)
その意思が表明された
その日を境に…市民カードにも共有された
ごめん、やっぱり無理、諦め切れない、と――
それは大いに同意を得た、賞賛も併せて―――
それがあったのは…
ちょうど僕が、神卵を手にし、神霊を得た時と同じくしてのことだった――
帰せずして…僕が神霊を手にし、全てが揃った瞬間が…
融和時代の…
本格的な、
『新時代の幕開け』と相成ったのであった―――
それまでに、少しだけ一波乱あった
雲に着くや否や、雷の龍神がケイトを包み込み、抱き締めて締め上げていった。
龍神「おお、おおおおお
よもや、よもや…(わなわな)
始祖神のおおおおお
創世神んんんんんん
うおおおおおおおおお!!!」
あ、ダメだ…
ケイトそっくり
聞いてくれなそう/ニャ
聞いてくれそうにもない様子に、一同に思った
のだが…
我関せずに、お腹だけは締めあげないよう気を付けつつ抱き締めてくれていた
おや…?
ヘルメスがいないね
まあいい、護衛もいることだし
そう思考を割り切り、落ち着かせ、宥めた
すると…同じく滅神の生まれ変わりなのもあってか、今度は僕に標的が変わっただけに収まった
龍神「滅神よおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
ケイト「私も抱き締めるうううううう!!;負けてられるかあああ」
フィン「君まで張り合うなあああああ!!;負けていてくれえええ」
ティオナ「うん…いつも通り!!」キラン
アイズ「うん!」
リヴェリア「止めろ;」
テロップ『ご尤も!(キラン)
これもご愛敬ということで』
頼むから止めてくれ;
切実な想いは汲み取られなかった
こうして――散々謝罪され、詫びられ、やっとこさ!やっとの思いで!神卵を貰ったのだった…
それから…ケイトの出生に関して、色々と話された
五大英雄含め、原初の魂の神霊が全て出揃ったこともあり
後に、今日が祝日になるのだが…
それはまだ先の話だった