第77章 新時代の幕開け
ちなみに…ノアールとブランシェの見た目だが…
腰までの長さはある『透き通る髪』、『切れ長の目』をしており、常に澄んだ空気を纏った精霊、背丈はアリアと同じだ
精霊王に連なる精霊の特徴は共通して、『透き通る髪』と『切れ長の目』を持っている
ノアールの魔力は強化で純白の色、ブランシェの魔力は吸収で純黒の色をしている
だが髪の色は逆というコントラストを…←顎に手を当てて考え考察を纏め中
ん?←ケイトの様子(何か書いている)に気付く
ケイト「ちなみにノアールは貧乳ではなく、ブランシェと同じ中ぐらいはちゃんとあるy
ばっきぃっ!!!!
ケイト「殴られた…」ぐすん;
それはそうだろう…;
流し目で見やった後、各々既にコツを掴んでいるようで…
まるで手足のように、瞬時に使い分けていた
状況に応じた使い方というものを――
そしてケイトは……
僕に神霊が出来た後がいい
と、僕を見やって呟いた
一瞬だけ、合一をやろうとしたが、やり掛けはしたが、逡巡し、自発的に止めてみせた
出来るのなら…せめて、それだけでも同時に揃えたい
とまで言ってくれた…
そんなに気を遣わなくてもいいんだけれどね…
そう微笑混じりに答えると、即座にこの言葉を返した
ケイト「全力でぶつかり合いたい(微笑)
……(ぽり)←何も言わず反応も返さないままの僕に対し、気まずそうに頬をかく
ダメ?」おず
不安気な表情で僕を見上げるケイトに
フィン「っ――!
そんな訳ないじゃないか――!!」ぎゅむううううっ!!!
身悶えしてケイトを抱き締める外なかった
いや…そうしたくなったという方が正しいか
しかし…他の星にも生命体はいるだろうに、地球に集中し過ぎやしないかとは思ったが
まさか……
始祖神の生まれ変わりが関与しているとは思わなかった…
遠い未来、始祖神の魂が生まれること…
そして完成すること
それらに備えての前振りだったという訳か…
始祖神「癌とは
簡単に言うと
人のせいにして繰り返す破綻者
正当化して、限度も弁えず同じ過ちを繰り返す下郎
要は、同じ過ちを繰り返さないよう気を付けてればいいの!」
ケイト「わかった、頑張る!」ふんすっ!←拳握り身構え
突如現れた始祖神の言葉に大きく頷くケイトに…僕達は揃って微笑んで、見守っていた