第77章 新時代の幕開け
ラピュタ
龍神が集い、水が、雲の隙間から露出している崖から滝として流れ出て落ちていき、
虹がかかり、影と闇も共に散りばめられ、幻想的な光景が流れていた
という記述が、辛うじて…アルルェーチェの森に遺っていた
他の歴史書は、ヘレイオスの英雄譚=ヒューマンの名誉の為か人為的に排除されていた…
船内で…
修業空間を展開し、新たな御業が生み出されていた……
神器を構えたまま神霊に融合を促し…技へと昇華させる
アスフィ「…←銃を構える(見た目はフリントロック式ピストル、木の部分に火の紋様が無数に散りばめられている)
神霊、神器――合一!!←火のトカゲが火皿から銃に吸い込まれ全体と一体化する
デス・ブレイズ(死の炎)――!!」←銃口からトカゲ型の火が無数に分かたれ四方八方から襲い掛かってくる
ケイト「ええええええええええええ!!?」←全てを無に帰す漆黒の炎が迫りくる
ばしぃんっ!!←咄嗟にクゥーと融合して左腕を振り払って弾き、迎え撃つ
ケイト「ちょっ、待って、私妊婦
ガレス「破砕!←岩の竜が斧と一体化(一時的に来た)
アース・ブレイク(大地による圧砕)!!!」←斧を地面に叩き付け力を流し込み大地を支配する
ケイト「だから待ってえええええええ!!!;←足元が崩れる中、下に叩き付けるようにして防ぐ
ちょっ、えっ、うそっ!!;
私まだやってな
リヴェリア「神樹の集い」←土壌から無数の植物が下から突き刺すように無数に生える
ケイト「やってないっつってんだろうが待てコラボケええええ;」半泣き
最後の最後、吹き飛ばされていくケイトに、
クゥーが即座に水のクッションを空中に作って受け止め、衝撃を全ていなしていた…
ケイトだけが神霊と全く融合も出来ず、撃ててさえもいない状況下に……僕は思わず
フィン「………
ざまあみろ」ポツリ
ケイト「!!!?;」ぎょっ!!
僕も使いたいと言えば使いたいが…今はまだ神霊がいないので仕方ない(嘆息)
ノアールとブランシェは、まだ鍛錬中
フィアナに至っては…今のこの状況が面白いからもっと見せて、とのこと……
本当…楽しそうだね
テロップ『毎日が天国♪』
ほうっておこう
テロップ『!!?;』
ケイトは未だ、その『合一化』というものを――
会得する云々以前に、やる隙さえも与えてもらえていない
