第77章 新時代の幕開け
じと目でヘルメス達を見やるケイトに、僕も同じ気持ちで二度頷いた
人質に関しては、既に回収済みだ
僕とリヴェリアで動いていたのだが…もう用済みだろう
宝も奪ったことだし(キラン)←にやりと笑う
テロップ『そこはかとなく黒い!!』
これで持ち主にも返してやれるし、賠償金にも充てられるだろう
海の藻屑と帰しかけた海賊を縛った後、クゥーとグリームが寄り添い合っていた
フィン「……」クゥーとグリームを凝視
リヴェリア「どうした?フィン」
フィン「ダメだ…このままでは!!」ギラリ
リヴェリア「……;←言わんとすることを察した
お前は何に対抗心を燃やしているんだ…;」
フィン「早い所神卵を見つけないと…ケイト(クゥー)が取られる!!(ぎんっ!!)
早い内に手を打たなければ…」むむむ真剣
ケイト「?何眉間に皺寄せてんの?」
クゥー「くぅ?」さあ?首傾げ
リヴェリア「鈍感が過ぎる…;」戦慄
『ね…;』
フィン「いつものことだ;」やれやれ嘆息
通信機側では…
ティオナ「でもさあ…ケイトって闇落ちしても悪事出来無さそうだよねー」
アイズ「うん…確かに」
ロキ「うちは諦めん、諦めへんでええええ!!」メラメラ
ティオナ「あれはほっといて…
う~ん…もしあるとしても……
ケイト「世界中の肩凝りをなくしてやるわああ!!」
とか
ケイト「癌化のプロセスなくしてやるううう!!」
とかじゃない?」
アイズ「こくこく!)言えてる←激しく頷く&同意
やりそう」
ケイト『やろうとしたけど止められたんだよねえ~;(嘆息)
皆の学びにならないから、兼ね合いとか何だとかでどう在っても切り離せないんだって;
はああああっ;』深々嘆息
ティオナ「試したんだ…;」
アイズ「……凄い;
原初の神々に止められないと諦めない…」
ティオナ「アイズ、少し違う;
止められても諦め切れない;」
アイズ「はっ!)確かに…!!」瞠目
テロップ『気付くの(判断)が遅い!!』
アイシャ『あんたに悪事は一生かかっても無理』
ケイト『!!?;』ガーン!!
ずさっ←その場に跪く
ぷいっ←再び椅子の上に座り、膝を抱え込んで丸くなって寝る体制に入る
ティオナ「あーあーーすねちゃった;
ふて寝してるし」
ケイト『ぐすん』
アイズ「元気、出して…?;」なでなで