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Unlimited【ダンまち】

第13章 結婚式と初デート





「今なんて言った!!?」

ケイトの作ったレーダーを片手に見つめている中、ヘルメス様は叫んだ。


アスフィ「え…?」

ヘルメス「今、ケイトの出身地は何だと言った!!?」

アスフィ「落ち着いて下さい、ヘルメス様!

…『ヘレイオス街』です。
彼女の出身地は、オラリオから真東に5544kmの場所にあります」

ヘルメス「彼女か…」

アスフィ「?どうしました?」

ヘルメス「ケイトの魔法はクリエイトだと言ってたね?」

アスフィ「え、ええ。彼女の英雄譚にも書いています。
ステイタスの詳細までは流石に載せてはありませんが」

ヘルメス「ふっふっふっ」
アスフィ「?」

ヘルメス「はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!!」高笑

アスフィ「…またよからぬことでも考えているんですか?」じと目

ヘルメス「これは素晴らしい発見だ!!

クリエイト…そうか!
人間でありながら彼の魔法を発現させたあの男!ヘレイオスの子孫か!!」

興奮交じりに笑みを浮かべながら叫び続けた。


アスフィ「?誰ですか?」

ヘルメス「彼女は…ゼウスの血を引き継ぐ正統な後継者だ!!」

アスフィ「…何を馬鹿なことを(溜息)

彼女は紛れもなく人間(ヒューマン)でしたよ?
確かに少々変わったものを持っているようですが…間違いなく神ではありませんでした」

ヘルメス「精霊寵愛の発現者は、今までにいくつあった?」

アスフィ「それは…彼女だけの能力でしょう?
伝承に残されてはいましたが、伝説上のものとしか」

ヘルメス「それが彼女だ!そして最初の発現者がヘレイオスだ!!

ああ、なんて数奇な巡り会わせだろう!!//(恍惚笑み)

彼女に会いたい!今すぐにでも!!
アスフィ、彼女のもとへ連れて行ってくれ!!//」キラキラ&がしっ!!

両肩を掴みながら叫ばれた。


ああ、厄介事の臭いがヒシヒシと伝わってくる;


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