第77章 新時代の幕開け
リヴェリア「…
もうその時点で素性はバレバレなんだが…;」困り顔
リュー「言わないであげて下さい、リヴェリア様
本人もバレていないつもりですし…何より…‥
ケイト本人が無頓着過ぎます;」
フィン&リヴェリア「「知っている;」」
思わず、口を揃えて言っていた
リヴェリア「想いのすれ違いという奴だ…;」瞑目&頭押さえ
クロッゾの魔剣で焼かれたエルフの森
それを無償で直し、颯爽と去っていったらしい…
が、それを目撃させる訳にも行かず、徹頭徹尾誰にも見つからずにしていたのだが……
森の精霊と話せる女性が現われ、ケイトだと暴露した
大聖樹という下級の精霊が生まれる木の管理を任されたもの、リロという女性だそうだが…自身の名を伏せることを条件に教えられたとか……
ギルド嬢、エイナの母親、アイナの病もまた治したようだし…ね
エルフによくしてくれているのもあってか…
リヴェリアとの結婚も恙なく受け入れられ、歓待を受けた
女を囲っているとも揶揄されたが、実際には…囲『われている』というのは有名な話となった
女性ばかりだからね…?僕とガレスとオッタル以外は全員
だから…助かってもいるんだが
フィン「主に、精神的に」
ケイト「?何が?」
フィン「いや、なんでもない」
ケイト「あ!見て見てフィン!
龍神様が泳いでる!顔出した!!」興奮気味に身を乗り出し指差す
フィン「ああ、見えてるよ?^^」くす
かわいいなあ
ケイト「あ!あっちには亀が!玄武だ~!!
お仲間が来てくれたんだね」
フィン「あ、ああ;」
ケイト「あ!あっちにはクゥーもいるよ!!
かわいいなあああ^^」
フィン「ああ…;
気は済んだかい?そろそろ身を乗り出すのはやめてもらえたら嬉しいんだけれd
ケイト「ああああ!!あっちにはウミヘビだあああ!!
見える!見えるぐらい近い!!浮いてるううう!!(キラキラ)
イルカがいるよ!!ねえ見えてるフィン!!?ねえねえ!!ねええ!!」
フィン「見ている…見えているから…;
人の話を…聞いてくれ!!;」内心頭抱え
リヴェリア「ああ…同意見だぞ、フィン」腕組み二度頷き
ケイト「へ?何?」夢中で聞いてなかった←視線を左隣のフィン達に移す
さて…説明しようか……
手すりに圧迫されたウル達の為にも!!・・(ぎんっ!!)