第13章 結婚式と初デート
ティオネ『ああいうのは弱気って言うのよ!!!
優しさと一緒になっちゃいけないものなのよ!!!』くわっ!!
ケイト『ぴいいいいいいい』ぎゅううう
アイズ『よしよし大丈夫だよ』なでなで
涙目になりながらアイズの胸に顔を隠した
ティオネ『隠れられてないわよ!!』
ケイト『ひっ!!』がたがた
ティオナ『ティオネは強気過ぎるんだよねえ…まさに真逆』苦笑
アイズ『怒った時でもないと言いたいことも言えないタイプ』こく
レフィーヤ『寧ろケイトさんって、怒ること自体出来るんでしょうか?;』
『う~ん;』
フィン『ンー、それもまた今後の課題かな』汗&思案顔
顎に手を当てながら考え込んでいると、リヴェリアもまた頷いた。
アイズ『やっぱり生来の性格の差だと思う』きっぱり
ティオネ『あのねえ!!なに言われようが相手は無視してくんのよ!!
あんな奴等に人間性なんてもの求めんじゃないわよ!!あったらとっくにいじめなんてやってないわ!!』
ティオナ『そりゃその通りなんだけど…;
本人がねえ…;』ちらっ
ケイト『ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!』頭抱え正座
ティオナ『これだもの;』苦笑&お手上げ
ケイトはティオネの剣幕に怯えてか跪いて両手で頭を抱え込み、ダンゴムシのように丸まっていた。
リヴェリア『これでは会話所では無いな;』腕組&溜息
フィン『はははっ^^;
これは確かに、自分の考えを吐く所じゃなさそうだ』苦笑
アイズ『余裕がないだけだと思う』
レフィーヤ『もう少し物腰を柔らかくして聞いてみませんか?;』
ティオネ『軟弱なのよ!!!
負けずに突っ張りなさい!!自分の意見を叫べ!!!』
ティオナ『あーあ、目が血走ってる;』
ケイト『私は…私は皆の助けになりたい!!!』
ティオネ『よし!じゃあぱっぱと食事終えてから仕事!鍛練!!
やることは決まってるでしょ!!?』
ケイト『はい!!』
ティオネ『決まったら!?』
ケイト『いってくるうううう!!!』ぴゅうううう
食堂へ向けて直走る彼女を尻目に
持ち直せたのなら何よりだ、そう口から零すと皆は揃って二度頷いた。
やっぱり、自殺なんかはして欲しくなかったからね。
それ以上に元気になったことが、何よりの救いであり朗報だった。