第13章 結婚式と初デート
リヴェリア『しかし、施設送りとはなんだ?』
フィン『犯罪を犯した子供、人を自殺に追い込んだ連中、それが行き着く先だよ。
「更生施設」と言うものがあの街にはあるらしい』
リヴェリア『あんな街のことをよく知ろうとできるな?』眉顰め
フィン『僕としては、知れてよかったと思うけど?
お陰で、彼女の優しさ、当時の考え方がよくわかった。
逆に街の法を知らないままだったら、彼女の優しさを察せなかったからね^^』
リヴェリア『なるほど…実にお前らしい考えだ(ふっ)
だが当の街の輩は、一生悟ることはないだろうな』嘆息
フィン『ああ、そうだろうね(嘆息)
彼女の優しさは純粋すぎる。それも相手の為だけに特化している。
得するのは相手だけだと言うのに、された本人は知らず存ぜず察せず「当然顔」をする有様だ。
やりきれないね』お手上げ
リヴェリア『それこそ報われないな』
やれやれと嘆息をつくと、同じく嘆息をつきながら同意するかのようにリヴェリアから言葉が返ってきた。
その泣き叫び声からティオネ達も集まってきて、結局彼女等にも話すことになった。
アイズ『生まれ持った性格の問題だと思う』
ティオナ『どれだけそれの真似しようとしても、本質的にそうじゃなかったら出てくるもんねえー。
あれみたいに』ちらっ←ティオネ指差す
ティオネ『あんた少しぐらい怒りなさいよ!!』
ケイト『ひぃー!!!!;』がくぶる
ティオナ『強気に出れない性格なんだよねえ^^;』
アイズ『相手主体』こくこく
レフィーヤ『育った環境が父親や母親主体だったからでしょうか…?;』
ティオネ『あんなの紛うことなきクズ連中でしょ!?(だんっ!机叩く)
どんだけ優しくしても意味ないでしょうが!!』くわっ!!
ティオナ『うん。ティオネはもう少しケイトの優しさを見習おうか^^;』
ケイト『怖い…怖い』がくがくぶるぶる
怯え切っていたけど、後に持ち直してラウル達の仕事を鼓舞することで仕切れるほど元気を取り戻した。
それもまた、僕とリヴェリアだけじゃ無理だっただろうね。