第77章 新時代の幕開け
創世神『ウラノス、ヘスティア、ゼウスが癌の影響を強く受け、癌化した為消されました』無機質な声
テロップ『それらに伴い…
別の神との間に産まれたことになり、世界神が調整を取ったと言う…
感じ、です…』
だが…その声は、誰にも届かなかった……
そんな事実は、元から無かったかのように…
クロノスの父親、ガイアのお相手さんは、時空神の分体だった
結果的に言えば…神として未熟だったもの、癌化に抗えなかったものを処罰されたことにより…より癌から遠ざかったと言える。
ケイト「あ、そうだったのか」
リヴェリア「そうだ!ハデスだった…」
フィン「そうだね…
(オラリオから追放されていたにも拘らず、
癌の実害の余波を受けて、天界へ送還されてしまったんだった…)
だとしても…
何で忘れてしまっていたんだろう」
始祖神「疲れのせいじゃない?」
滅神「疲れが抜け切ってないんだろう」
フィン「ああ、それも否定は出来ないね」
やれやれ…気のせいか(嘆息)
始祖神「元々こちらは性には合わなかったって、今では安堵して天界で仲良く過ごしているわよ
争いも好きじゃないから、って」
滅神「必要だったからやっていただけだったからな」
ケイト「なるほど…
話は変わるけど、
子供用の寝床の神具だったから、それ用にって穴掘りがあったのか」
フィン「ああ、それで神卵が見つかったんだ」
ケイト「で……(すっ)←身を引きリヴェリアの肩が見えるよう位置取り
産まれました」さっ←両手指を伸ばし、そっとそのまま両掌で差す
『おおおおおおおおおおお!!//』キラキラ
ティオナ「可愛い!//」
アイズ「綺麗…//」
興奮混じりに詰め寄る2人に、木の鳥は少し身を引いた
フィン「名は何と言うんだい?」
リヴェリア「グリームという」
フィン「僅かな希望、か…君らしいね」微笑
リヴェリア「どういう意味だ?」むっ
フィン「いや‥変な意味じゃない(お手上げ)
どんな時でも忘れない、忘れてはいけない…
そんなもの、という願いを込めて付けられたのか?とね」
リヴェリア「なるほど…
まあ…的外れではない、とだけ答えておくとしよう」ふっ微笑
フィン「そうか…それなら何よりだ^^」ふっ微笑←未だ顎に手を当てたまま
勘繰り過ぎたかな?
だが悪い気はしていないようだった