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Unlimited【ダンまち】

第77章 新時代の幕開け





武力の件で不安だと言うのなら
武力抜きの同盟関係である『国際同盟』はどうなるんだろうね…

同盟関係でありながら愚痴を零す様に、思わず嘆息を零した……


もし本人のつもりが、当時は武力が無ければ交渉の場にも立たせてもらえず大変だった、ならばよかったんだが…
ただの武力の無さの当て付けだったようなので、無視無視と何度も促した

ケイトの場合、気を遣ってしまうし、気にしてしまうからね;
何でか申し訳ない気持ちになるし、支援しようとまでしてしまう

だが、そこを狙ってたかっている部類なので、「容赦は要らない、無視しろ」と訴え、理由を伝えると共に促がした



君のその優しさにたかる奴は非常に多い
いいように利用されて終わる

癌にされた時のようにね…


始祖神『癌でもそんな人でも同じこと!
自分を大事にして~、ってだけ

もう何も言わないことね
そんな人には尽くさないこと!
搾り取られるだけだから』

ケイト『了解!(敬礼)

あ…だからフィン
あんなに怒って』

フィン『逆なら…わかるだろう?』

ケイト『うん――

よく―わかるよ
どれだけ頓珍漢なことしてたのか』

フィン『それも込みで好きなんだよ』

ケイト『だから…今は』

フィン『うんー』
ケイト『二度とやらない、そう誓うよ?

怒ることも、気にすることも、尽くすことも

無下にされるんだもんね』
フィン『ああ
無いものと、だからね?』

ケイト『でも気を付けないとね』
フィン『ん?』

ケイト『癌にさせない為とは言え、伝えて怒らせたことを無いものとは出来ないもんね

無かったことにはならないし』

フィン『でもそれで癌になったら、自己責任なのに君のせいにされかねないよ?
もっと強く止めてくれたらよかったのに、とね

そこまで図々しいのが癌なのだから、言及もしない方がいいよ?


触れず、騒がず、自分達だけ気を付けていようね?
害している訳でもないんだからさ』

ケイト『だね』頷

フィン『やっとまとまったね』

ケイト『うん…ありがとう^^』
フィン『いやいや、こちらこそだよ』微笑

ケイト『そうやって…

考えてくれて…心配してくれて…心強いよ』微笑


「癌」とは、「一方的に虐(しいた)げるもの」
と定義付けられた

『自ら一方的に巻き込んで苦しめたもの』の為には頑なに動かないことから、だ


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