第77章 新時代の幕開け
思念伝達で声を重ねた
結果、結論が出た
癌になるのも、ならないのも、全て自己責任
人が責任を感じる必要は無い
だから…二度と触れないし、騒がないし、教えない
そう、誓いを立てた
差別のもとにもなり兼ねないし
それがもとで、癌化を促進させる訳にも行かないから
自分が気を付ける、人に気を付けるよう促すのは最低限度のみ
そう努めようと、思い合った
自ら巻き込んだのなら、それで苦しませてしまったのなら、
『責任を取る』のは当たり前、『繰り返さないよう努める』のは『最低限の礼儀』。
それさえもせず、「限度を弁えない正当化」を続けるのだから、「人のせいにして続けていく」のだから、「癌(癌化)」から抜け出せない。
そこさえ弁えていればいい。
そう、神国としての結論、総意が固められた――
と、いうのが表明されたが…舞踏会ではどんちゃん騒ぎが続いていた。
まるで祭りのように太鼓ばやしが鳴り響き、ガヤガヤとした雑踏が轟いていた。
どう踊ろうと困惑する中、盆踊りを踊り出す極東の猛者達、につられるようにケイトも踊り出し、文字通りお祭り騒ぎになっていた…
ドレスでも踊れるものとは言え…
うん、まあ楽しそうだから由としよう
子供も我先にと駆け出して、極東の文化を知ってもらうの会になりつつある…
そして次に、また違う国の音楽が鳴り響き、その国のものが躍り、順々にと続いていった…
魔法文明の国、科学文明の国…双方を纏め上げるには互いのことを知ってもらわないとね
親睦を深める為という意味合いも込めてやった
そういうの大好き!とばかりにケイトは目を輝かせており、
それを表立って非難も出来ず、苦笑いしながら参加するという感じになっていた
理解にも繋がる、とも思ったようだ
楽しんでもらえたら幸いだ
という意図は、ちゃんと挨拶の時にも伝えていたし
思う存分食べて、踊って、楽しんでって下さぁーいっ!
という挨拶にもならない挨拶を暴露させたケイトに乾杯(ぷくくっ)
テロップ『まだ笑ってる…;』
まあ兎も角…楽しそうでよかった(微笑)
そして念願のワルツが流れ、互いに踊れる曲ということもあって
アイズから促がされる形で、踊り出した…←横取りされた
さて、と……
この会場を爆破しようか
リヴェリア「やめんか!!」