第76章 冒険者依頼(クエスト)、来訪
ムー連邦、大神殿(兼王宮)
ケイト「オルガノ
ガノス!
子供!」
エル「???」ぱちくり
ケイト「オルガノに子供がいたんだよおおお!!」
エル「え!!?
詳しく教えてもらっても
ケイト「ガガガガ
ガノ、ガノ、ガノ、ガノ!
ガノスがガノスでガノスがガノス!!」わたわた&両手バタバタ
エル「???;」眉ひそめ
オルガナ/エル『ガノスしか言っていない/わからない…;』
フィン「やると思ったよ…^^;」やれやれ苦笑
ドラメッド三世のように海の上を走り、そして海の中を走るように潜り、エルに叫んでいた
すっかり興奮し切っていて会話にもなっていないので、僕が情報を伝え、会話の手助けをした。
時間は既に夕暮れになり、舞踏会まであと数時間しか残されていなかった。
神国がガノスの上にあることも伝え、それも踏まえて神国の皆にアンケートを取った所、空中のままの方がいいというものもおり分かれていた。
その為…
エル「水上都市?」
ケイト「そう!!
一番の目的は!!!!
うちの領海に手ぇ出すんかゴラァ!ああん!!?」
フィン「ケイト、言葉が汚い^^;」ぽんっ←再び肩に
エル「!!」はっ!
ケイト「ふふっ^^
名は決めているんだ
水上都市オルガノ
偉大なる、最期の瞬間まで人間を信じ、寄り添い続けてくれた海の精霊の名を――」微笑
エル「うるっ)…」
ケイト「これで…安心して過ごせるだろ?(微笑)
もう…誰も手出し出来ないよ^^(にかっ!)
ポセイドンなんか近寄らせないんだから!b」ぐっ!←片目瞑る
エル「ありがとう…←両手を握り締める
ありがとうっ…」涙
ケイト「?何で泣いてんの?」首傾げ
だぁーっ!!←皆ズッコケる
ケイト「?」ぱちくり
フィン「ぷっ」吹き出し笑い
エル「ぷっ、ふふっ^^
あっはっはっはっはっはっ^^」
ケイト「?
ん-
よくわかんないけど、幸せそうでよかった!^^」
『あっはっはっはっはっはっ!^^』
一頻り笑った後…
僕等はガノスの上へ送ってもらった
夕日を背に、エルはケイトと両手を取り合って、友好を築くことを約束した…
テロップ『夢のゆくえ 白鳥英美子
バックにどうぞ』
空中都市コクーン
精霊都市アルルェーチェ
そして――水上都市オルガノ
こうして――神国の都市に一つ、最後の都市が追加された
