第76章 冒険者依頼(クエスト)、来訪
まだ幼い頃、海を泳いで渡っていた頃、噛まれてその歯の痕が残っているのだという
要するに歯型か…直径14kmの窪みの
神国は『直径14kmの球状結界』で包み込まれている←3169ページ参照
ということもあり、神国をそのまんま持ってきて背に乗せた
泳いでいる最中に許可を貰ってからし、喜びの声により、より一層楽しそうに大声で笑っていた
人の声はこれほど良いか、心地よいわ!!
と、満面の笑みで…
ケイト「大丈夫?傷が痛むの?」心配そうに擦る
重さは0にしてあるんだけど大丈夫?とも尋ねて…
やっぱり負担大きかったのかな、急だったし泳ぐのも全部、と考えあぐねるそれに…
ガノス「大丈夫じゃ」
痛くも痒くもない、と笑って語り掛け…
ガノスが魔力を集中させて卵を生み、ケイトの手に渡されたと共に産まれた
今、この場で精霊と共に産んだらしい…
ガノス「名は――ガモス
その子を託す
我が盟友(とも)よ――ありがとう」目を細め微笑
そう言って、眠りについた
どこからどう見ても死んでいるように見えた
ガモス「きゅーいきゅーい」
そう頻りにガノスへ鳴くガモスに…
ケイト「泣くなよ、ガノスに笑われちゃうぞ?」ぐすっ
涙ぐみながら、寿命かと思ったのか腕に抱きながら、反対側の右腕で涙を拭う
が――
アミッド「……‥寝ているだけです」
ケイト「……………
え?・・」硬直
アミッド「休眠しているだけです、人騒がせな…;」溜息
結界の反応を受け、駆け付けたアミッドが溜息を零し、ガモスとケイトは心底喜びに暮れ…
そして…ガモスは海へ泳いで生きて行きたいようなので、そのようにさせた
海の精霊達も守ってくれるだろう、と――
ケイト「過保護だと生きて行く力が身に付けられないし、う~ん;」腕組瞑目
フィン「未練たらたらだね…」
ケイト「鍛え上げてからの方がよかったかなあ;」
フィン「君が鍛え上げなくても、自分で決めてやるさ
大丈夫(ぽんっ)←肩に手を置く
ガモスは、精霊王の末裔なのだから――ね?」
ケイト「……うん!(微笑)
でも危なくなったらすぐ駆け付けれるように保険だけでも;」
がくぅっ!!
フィン「そこは譲らないんだね^^;」
ケイト「見殺しに出来るか!!」ぷんすこ!!
そしてそして…
再びムー連邦へ訪れ、報告をしに行った……
