第13章 結婚式と初デート
フィン「ほら。片足ずつ体重を乗せながら前に。
氷は足の側面で踏ん張って蹴るものだと考えて」
ケイト「うん。少しずつ、進めてる」恐る恐る
すっ
ケイト「やった!やっと辿り着いた!」
フィン「ほら。靴を脱いで行ってきてくれ。
僕はここで立ったまま待ってるよ」
ケイト「わかった!ありがとう^^//」たっ
脱ぐのは早いんだね…
そう思いながら見送る中、現時刻を確認すると10時5分だった。
さてと…死角に位置する場所にまだ居るみたいだけど、どうしたものかな(う~ん)
まあ害が無いなら放置でいいかな。見学という形のようだし。
ティオナ「ねー、ティオネ」
ティオネ「何よ」
ティオナ「まだ監視続けるのー?
どう見てもケイトの圧勝でしょ?非の打ち所ないじゃん」
ティオネ「五月蠅いわよ。わかってるのよ、そんなことは」
アイズ「…フィンが泣いた所、初めて見た」
レフィーヤ「あ、あの時のことですよね」
ティオナ「あれぐらい感情が揺れ動くぐらい、大切な人なんだよね」
アイズ「ティオネにとってのフィンと同じぐらい、フィンはケイトのことを愛してる」
ティオネ「わかってるわよ。全部、ちゃんとね。
でもね…それとは関係ないのよ。この想いは!」ぎり
『うーん…』
レフィーヤ「複雑ですね;」
ティオナ「想う分にはいいと思うけど、妨害なんてしたらフィンの恋路邪魔することになっちゃうよね」
ティオネ「だから見守ってるんでしょ」イライラ
アイズ「見守ると言うよりも…監視?」
『うんうん。言えてる』
ティオネ「黙って見ときなさい。
ケイトの妻の資質を見極めに来ただけなんだから」ごろごろ
ティオナ「まあ面白そうだから付いてきたわけだし、最後まで付き合うよ」微笑
アイズ「私も」こく
レフィーヤ「私も付き合います!」ぐっ!
やれやれ。まだ尾行を続けるつもりなのか;
されてる側は落ち着かないんだけどね;(溜息)←両目を瞑りながら苦笑しつつ全て聞いていた人