第13章 結婚式と初デート
ケイト「フィンーーー助けてーーーー;」
フィン「反省したかな?」
ケイト「酔う;;吐くうううう;」
フィン「はは^^
反省してないならそのまま放置してロッカーの傍の机へ行くよ」
4人『ぎょっ!)!;』←アイズ達
ケイト「反省した!;反省したから!;真面目に滑るからああ;」
フィン「でも弱ったなあ。
これだけ回転が激しいと止めるのに苦労しそうだ」う~ん
ケイト「考えてないで助けてえええ;」
フィン「わかったわかった^^(にこ)
ほら、手を伸ばして」
ケイト「う、うん;うぷっ」
すっ
ぎゅっ
ぐいっ
結局、僕が取った方法は手を取って抱き締め
流れに逆らわないまま一緒に回りつつ、僕が回転を緩めていく方法だった。
ケイト「う…あ…う;」ぐらぐら
フィン「直立の体勢を維持してくれ。
辛ければ僕に身体を預ければいい」
ケイト「わ、わかった…;」ふらふら
結局、踊りでも踊っているかのような滑りになり…拍手は一層強まる一方だった。
さて…とんだ初デートになってしまったな^^;
そして拍手を送る中にはアイズ達もいて
中でもティオネは頬を赤らめながら、興奮交じりに「氷雪の王子様あああ」と叫んでいた。
もう隠れる気はないと判断してもいいのかな?^^;
ケイトは未だ気付いてないようだけど、恐らく風呂で気付くことになるだろうね。
混浴がないのが残念だ(しみじみ溜息)
ケイトの反応を見て楽しみたかったんだが//(ぼそ)
滑り始めてから30分が経過した頃には、少しだけではあるが前に滑れるようになった。
随分と進歩したね。ブレーキはできてないけど(くす)
ケイト「フィン、ごめんトイレ」
フィン「ああ。行っておいで^^」
ケイト「ぶ、ブレーキが壊れたあ;」あせあせ
フィン「ブレーキのやり方は横にするんだ。
進行方向から見て、片方を直角になるようにしつつ体重をかける」
ケイト「こう?」
きっ
ケイト「止まったあああ//」キラキラ
フィン「うん。それがブレーキだ^^//
(本当に可愛いな//」ぼそ
一つ一つ見せる反応がとても新鮮で、穏やかな想いに包まれていた。
こういうのを世間一般で言う所の『和む』とでも言うのかな?^^//