第76章 冒険者依頼(クエスト)、来訪
指導官「苦手も得意も50では不可、意識が足りん
80でも不可、不得意が80なら得意は100超えてろ
不得意だから0のままでいい、論外
得意だからそれだけ磨く、ダメ、論外
差異もほぼなく、それでいながら得意は突出しておけ」という基準である
厳しい審査を超えて、ようやく正隊員になれる…という仕組みになっている
指導官「戦闘だけでなく、ありとあらゆる多種多様の問題に即座に適確に対応せよ、一つだけに縛られず多岐に及べ」
咄嗟の状況、判断力に関しても問われており…
斬り結ぶ際にでも
指導官「敵を捕らえようとしている味方に攻撃してどうする!」
「げっ!!;」
指導官「やり直し!!」
しゅんっ←足元に穴が開き有無を言わさず吸い込まれる
ただし、2分間逃げ続けていることに成功すれば次へ進める
奥義持ちの場合、非常に貴重な為、すぐ不合格にするのではなく、最初からやり直しで済ませている
後は本人の根気、集中力次第
だが、それでも合格率は低く3%を切っている
そして奥義持ちにも仕事が与えられ(人へ教え、自らもまた学べる)、それ以外にも仕事はあり各自に合ったものが振り分けられる
一種の共同体のようなものであり、ちゃんと段階を踏んで超えていく為、日々頑張り支え合い助け合う体制が整っている
奥義持ちの時点で、神剣の域を超える為、でもある
合格者(本隊員)からの体験談、整理、研究もまた進められており、
模擬試験まで神国研究省が直々に作って考案されたそれをクリアしていくものがあり
それに伴い合格率は徐々に上がりつつある
ただし、油断していればすぐ足元をすくわれる仕様にもなっているので、注意が必要
見ていた人(試験員)の感想
「ひでぇ;」
「鬼か;」
「容赦ねえな;」
と断言されるほど凄惨な内容である
「合格さえ、合格さえすれば…」という意識の低いものはバッサリ切り捨てられるので
非常なまでに非情でシビアなものとなっている
合格の先さえ見据えていなければダメ、という本意が絡んでいる――と読まれている
合格した先ですぐ死なれては本末転倒なので、当たり前と言えば当たり前なのだが…
合格はゴールではない、その先よりも遥か先にある死がゴールである――
そう銘打たれ、日々行われ続けている
それが…神国防衛隊、仮入隊部隊の試練であり、仕事だ
