第76章 冒険者依頼（クエスト）、来訪

行き場も無く宿も取れない場合、学ぶ気も無い場合、神殿でも衣食住の面倒を見てくれる

無償で行われている「学舎による教育」、「治療場による治療（一部治療費有り）」、「神殿（孤児院込み）」←3571ページ参照

一応記しておくが、『衣食住タダ』なのはどちらでも同じである


各個人、各適性に合わせた教育を施し、その都度予知で調整している為、1年で終わる

無一文で当日急に来ても、
特別学舎での学生寮、職場の寄宿舎だけでなく、特別学舎や職場での住み込みが出来、
家族も共に移り住めるようになっているだけでなく『衣食住の無料支給』もされる為、11万人となった。←3567～3568ページ参照


ただし、学務も無く、全て修業のみに専念できるのはこちらなので、
『早く強くなる』という観点のみで見ればこちらのがいい

だが、学務の知識があったお陰で、発想の幅が拡がる、といった事態もちらほら散見されているので、『ないよりはあった方がいい』というのもまた事実である


その為、学務の出張に来てもらい『修業の息抜きの日』として取り入られている
ちなみに言うと、休日もまた別に自由に取っていいともしている

どの日に授業を受け、修業を積むか、休みを取るか、それらもまた自由であり、本人の在り様を問うているようにも見える


授業に関しては粗方予知で全て把握済みなので無問題、
役所でも適性検査ができるので何が最適かもすぐわかる為、環境は十全に整っている
（適性診断、1829,2454ページ参照）

それでもダメなら問題は本人そのものにある、という訳である


やり方一つにしても、合う合わないがあるからね…

だからこそ、各個人毎でやり方や方針は全く異なる
その理由は、合うやり方を突き詰めて伝えるように徹底しているからでもある

だから…効率が非常にいい


神の力を持ち奥義持ちとなれば自動で繰り上がれるようにすれば、
そこで満足してしまい兼ねないので、試験という形を取り続ける仕様としている

奥義に縛られるのではなく、出来る出来ないを自覚し工夫して出来ないも補える程度には学習する必要がある
ので、苦手なものばかり出るし（基本）、時たま気まぐれに得意なものが急に来たりする（油断した時を見計らって投入される）

その為、応用技術も判断力や観察力まで瞬時の対応力の差まで全て総じてはかられる