第13章 結婚式と初デート
フィン「さて…僕の妻を罵倒したばかりか泣かせたんだ。
覚悟はいいかな?^^」にっこり&ボキボキ
「ひっ;すまn
フィン「謝るのが遅い!」
ごぉんっ!!!!
壁を背に必死に後退る大男の脳天に、僕は拳骨を振り下ろし気絶させた。
最後に「妻を泣かせた罪は重い」と零すと、周りから女性の黄色い歓声が上がった。
ケイト「……あの…治してもいい?」おず(大男を指さす)
フィン「…はああ」
その言葉に、僕は盛大に溜息を零しながら肩を落とした。
フィン(あれは折檻も込めての拳骨だというのに…;)
そう考えながら、困ったものだと額に手を当てて首を横に振った後
しゅんっと沈み込む彼女を尻目に、僕は尋ねた。
フィン「治したいのかい?」
ケイト「うん」こく
フィン「…やれやれ(嘆息)
その底抜けの優しさは君の難点だね」お手上げ&肩すくめ
ケイト「あはは^^;
ごめん;やっぱり痛そうで見てられなくって;(苦笑)
折檻だって、わかってはいるんだけど…;」
フィン「でもするんだろう?」
ケイト「うん」
フィン「…そこが君の難点だ。
…が、いい所でもある。好きにするといい」片目瞑&溜息
ケイト「ぱあ)ありがとう!」
それから大男を全快させて起こした後
「くれぐれも繰り返さないようにしてくれよ」と釘を刺し、大男が何度も頷いたのを見てから去った。
しかし…何故周りは騒がしくなるばかりなんだろうね^^;(内心で溜息を零す)
「愛妻家//」
「フィンー//」
「カッコいい!//」
「ケイト様ー!//」
ケイトは男女問わず人気があるのかな?
老若男女に「よくやった!」と声を掛けられる中、ケイトは礼を言いつつも必死に逃げた。
やはり気恥ずかしいようだ。褒められ慣れていないのもあるんだろう。
そそくさと早歩きで去っていくケイトについていく中
それほど時間もかからず、僕達は目的のスケートリンクについた。