第76章 冒険者依頼(クエスト)、来訪
男子「キャスケットにして下さい」
ケイト「え?いいの?
確かにその方が私好みではあるけど」
こっくり←大きく頷く
彼の鶴の一声で決まった
理由…
手入れが楽だから
「懐にもしまえるしな」
「ポケットにも入れられるし」
こくこく←二度頷く
ケイト「青山君?)←たらーり、男子の魂を見やり想起
あとは脇差ね←3238~3242ページ参照
神国民が全員持っているから(成人したものであれば与えられる)」←3240ページ参照
余談だが杖でも何であっても、切ろうと思えばいつでも切れ、切りたくないと思えば切れない、更には鞘にどんな形状のものでもどんな大きさの武器でもなんでも入る仕様となっている
結果…この形式となった
全て『魔力金属製の繊維』を織って作られており、魔力強化でいくらでも強化可能、しかも元が魔力なので他の物質とは異なりいくら流し込んで強化しても爆発しないし決して壊れない、伸び縮み硬化可能
なので白部分はコート以外では着た者の魂の色に寄ってしまうという、異例のもの(本人専用一点もの)となっている
一同『何その厨二心くすぐる設計…!!//』はわわわ震
ケイト「?」←作った本人
テロップ『断じて言うが、狙ってない』
まあそれもそれで味があるということで、無理に白一色へしてはいない
が、コートと帽子だけは断じて白に統一した方がいいという意見を総員から受け、応じる形となった
防衛隊の文字は極東の字だが、全員が読めている
そのコートと帽子だけで憧れの目を総じて向けられることを招いており、なりきりセットというものまで出回っている
ちなみに総重量0、下着よりも軽い
余談だが、偽装は非常に困難
着るものによって変わるだけでなく、
他人の魔力をそれ以上に流し込めばその部位だけ色が変わるので見分けがしやすい
『めっさオシャレ…』キラキラ
ケイト「?」
(残念な人…;)たらーり
「気付かぬが花…とは言うけれど;」
『めっちゃ褒め称えたろ/よう』ぽそり超小声
が、本物かどうかは見ればわかるので問題は全くないらしい
神の力を持っているかどうかは相対すればすぐわかるから
理へ直接働きかけるそれを持っているかの見分け方
・神の力を当てる
それだけだ
たったそれだけで、十二分にわかる
その結果だけで、その力同士の差が、寸分の狂いもなく…
