第76章 冒険者依頼(クエスト)、来訪
大佐(中尉もそんな目で笑うのだな…
女らしい所もあるではないか//)
テロップ『←失礼!』
中尉「最初…
聞かれた時は、知っていて言うのか、と半ば怒りを感じた…←3708ページ参照
けれど…言えて、よかったのかもしれない……
これで…また、頑張れる)
よしっ」超小声
周りの雑踏が多く蔓延り、
見晴らしのいい丘の上とも言える場に抜け出た後、
木の柵に、互いに腕を掛けたままでいた
その声は…雑踏に、辺りに吹き渡る風に、風の音に、溶け込んでは消えていった。
中尉「もしかすると……知らなかった?
いえ…
きっと……
知っていたからこそ……
毒抜きに付き合ってくれたのかもしれない…
この、やり場のない怒りを……
いつ、どこかで…爆発してしまう前に……)
(くす)
本当に…こういう時ばかり」俯きつつ微笑する
聞こえるか聞こえないかぐらいの声は風に溶けて消えていき、
大佐が隣へ振り返って中尉へ尋ねた
大佐「明日からまた忙しくなるぞ?←伸びをし、背を真っ直ぐにして向き直る
ついてこれるか?中尉」
中尉「何を当たり前のことを聞いているんですか?
…ついていきますよ…どこまでも」微笑
大佐&テロップ『デッ、デレたああああああああああ!!!』
バンッ!!←即座に銃を取り出し早打ちする
大佐&テロップ『…………;』←咄嗟に伏せてかわしていた
大佐「きゅ…急に撃つのはどうかと思うぞ?;」たらたら←冷や汗滝盛
中尉「ただの灸です」ふっ←どこか勝ち誇った顔
しれっと、何事も無かったかのように、
銃口から上がる煙を口で吹いて消して、再び銃を懐へしまった
そしてそのまま歩き出し、置いていきますよ?、と睨視し
それに
あ、ああ!今行く!と駆け出していく大佐…
『踏み止まろうとする自制心も考えも何も無い。
感情のままに進んでいくだけ。
ろくに思考もせず、笑って…
そんな集団になんて、規律が守れると思いますか?
全く無いでしょう』
それだけ愚痴って、ギルドに関する話題を終わらせていた。
あの当時…
ギルドの皆が皆、バラバラに立ち上がり、
我先にと駆け出すものが一人でもいれば、全員動き出してついていき、
全員が全員癌のファミリアの本拠地へ殺到し、押し寄せ、集うことになっていた…
それを防ぐ為、同志を募る形を取ったのだろう……
