第76章 冒険者依頼(クエスト)、来訪
大佐「いや、聞こえてはいるんだが…;」
中尉「………←大佐をじと目で睨視
はあっ」嘆息
大佐「ぎょっ!!;)!!;
な、なんだ!?なにかしたか!!?;」きょろきょろ
中尉「いえ…
やはり、地上の空気は合いませんね…
中々話の合う人がいなくて大変でした…
特に……暴動が起きた時はどうしようかと」
大佐「扇動したと聞いたが?」
中尉「扇動せざるを得ない事情があったんです(きっぱり)
そうでなければ…
纏まりのない集団が全員で、特定の集団を八つ裂きに押し掛けていたでしょうから」
大佐「なるほど。
バラバラの集団を逆に纏めさせておくことで、不用意に動き出せんようにしたという訳か…
止める為に…
流石だな、中尉^^
はっはっはっ!」
中尉「お戯れを(嘆息)
ろくでもない人ばかりで窮屈でしたよ。
世間を知らず、感情に流されるまま、その力や権力を使うしかない。
頭ごなしに、感情的に、やりたいようにやるだけやっておいて、必ず減らそうとは決してしない。
だとしたら…一体何の為に、その人達は傷付いたというのでしょうね……」
遥か遠くの空を見やる、やり切れない目で
大佐「……」
黙ったまま中尉の目を、自らの双眸で見据える
中尉「済みません。
愚痴が過ぎました。
忘れて下さい」
大佐「忘れるものか」真剣
中尉「!」瞠目
大佐「……私達が忘れず、生かせばいい(真剣)
そうでなければ…意味など、齎せはしないだろうからな」ふんっ!←気に食わなそうに、同じ方向を見やる
中尉「……
(くす)←微笑し、吹き出す
ぷっ
ふふっ^^」口元を押さえつつ笑みを零す
大佐「!!
な、なんだね、急に!//」
中尉「いえ…
そうですね…‥(微笑)
(あなたなら…きっと……そう言うだろうとは、思っていました。
とは、言ってあげませんが」
それが…心なしか嬉しくて、喜ばしくて…
気付けば、笑みが零れていた…
あんな日なんて、地獄のような日なんて、なんでもない…そう思えるぐらいに……
そんな想いが、伝わってきた……
中尉「やっと…帰ってきた←望郷の目で笑う
それだけです」微笑
大佐「そ、そうか…
ここは…」
中尉「?」訝し気な目で大佐を見つめる
大佐「おかえり
といった方がいいか?」
中尉「くす)…ええ。
只今戻りました」微笑
大佐「うむ!」
