第76章 冒険者依頼(クエスト)、来訪
だが一つ、忘れているようなので追加しよう
フィン「口内も光っていたよ?
変化の件だが…」
ケイト「ありゃ;」
意識していなかったらしい…
どうやら、眼球とは違って表面上だけだったのだろう…
眼球は全体、隅々に至るまで強化されていた
口内は表層のみ、出血が決して起こらないよう強化されていた
だから自覚する上では気付けなかった、という所だろうね…
そう、黙々と美味しそうに食べ進めるケイトを見やりながら推察したが…
欲しがっているのかと勘違いされ、食べて♪食べて^^♪と、嬉々と手渡されて催促された
うん……
フィン「可愛過ぎない?」←ケイトを指差す
『同意を求めないで欲しい』←言われるまでもない人達
テロップ『言わずもがな』
ケイト「もっもっ)
ん?」きょとーん←小首傾げ
テロップ『だが気付いていない!!』
正直言って、本人にとっては至極どうでもいいようだ…
『魂を覆う形』を維持している
そこがみそなんだろう
まあ置いておくとして…
あの時消えた大木…
だが地中に残っていた根を利用した
霧が撒かれた直後、僅か一瞬でそこから蔦を生やし、地中に張り巡らせたのだ
リヴェリア「攻撃力ではなく、強度を上げ捕縛力のみにかけていた
だが…相手がお前となっては形無しだったがな」
ケイト「いやいや、やられてたし;←左手を横に振る
戦ってたのは私じゃなくて神器!」
リヴェリア「だが条件が同じことに変わりない
私達は、そこまでは辿り着けなかった」
ケイト「じゃあ引き分け!
私個人は負けた!この話は終わり!」
リヴェリア「ふっ
強情だな」微笑
ケイト「そっちだって!←ふんすっ!
負けは負け!←きっぱり
でなければ成長出来ない!!」真剣
魂は頭にあるエネルギー体。
位置的に、人間の表層に最も近い位置は『額』だ。
だから『額の紋様』も、前髪を浮かす…
あの時、額から直径8cmの光の玉が出た…←3871ページ参照
あなただけの神器とし、魂の片割れ(分身)とした←3872ページ参照
そしてケイトは…それに触れ、己を刻み込んだ…
手に取って、と促がした理由はそこだろう…
いや…正確には『複製した魂』、『写し鏡』か…?
異なる意思を持つというのもそこにあるのかもしれない。
まあ議論はさておいて…←ちらっ(ケイトを見やる)
