第1章 出会い
神の恩恵(ファルナ)を受けるということは、その神の眷属となること。
すなわち、家族・ファミリアになることらしい。
アイズさんは16歳、つまり入れば妹ということになるそうだ。
よって…どっちも譲らない!;
そして痛いいいいいい!!;
ぐぐぐぐぐぐって言い続けてる!;さっきからミシミシ言ってっているううう!!;
ヘスティア「いいかい!?こっちは万年人手不足で借金まであるんだよ!!;
大勢いるそっちとは違って猫の手も借りたいぐらいで大変なんだあああ!;」ぐいいいいっ
アイズ「むっ)…私も譲れない」ぐいいいいっ
ケイト「痛い痛い痛い痛い痛いいいいい!!;」じたばた
「ちょっ。ちょっと落ち着いて下さい神様!;」
ヘスティア「ベル君、邪魔立てすると君でも怒るよ!?」きっ!
ベル「すみません!;」汗
ケイト「って止めんのかい!!?;
脱臼するううう!;」
ヘスティア「君も男だろ!こんな苦痛ぐらい耐えてみせろおおおお!!」
ケイト「私女!女だからあああああ!!;」
いやいやと首を左右に振ること数秒…周囲は空気ごと固まった。
『……え?(女?』
アイズ「?知ってるけど」←最初から気付いてた人
『ええ!?;』
どうにもぶかついている服と短髪によって、男だと思われていたらしい。
声を出せば大体はわかってくれる人も多いそうなのだが…;
ヘスティア「女性…いや、その筋肉ならきっと!(キラーン)
ふっふっふっ」むふふ
な…なんか、黒い笑みを浮かべてる(汗)
このファミリアはやめた方がいいかな?;
なんか…怖い;肉食動物みたいに睨んできてる;(たらたら)
「おーい、アイズたん。ようやく見つけたで。
何やって…るんや?;え?何この状況;」汗
今度は赤髪の人?;神様?;
もうどっちでもいい!
どっちでもいいからぱっぱと決めてよ助けてよ!;←投げた