第1章 出会い
朝に辿り着いた私は…賑わい続けるギルドの中の椅子に腰かけていた。
そう一息ついた所、白髪の人が話しかけてきた。
「…えっと…大丈夫?」
ケイト「え?」
「え?あ、ほら!さっき、疲れたって言ってたから!」わたわた
ケイト「あ…うん、大丈夫…です」ぺこ
年上だろうか?
――14歳
私は?
――15歳
…敬語でよかっただろうか?最初だから別にいいよね。
というか、何で慌てたような反応を?
何の目的で、ここまで来たんだっけ…
――冒険者
ケイト「あ…そっか。冒険者になるんだった」ぼー
「え!!?」
ケイト「え!?;」びくっ!
「?…どうしたの?」
ケイト「えっ?…今度は綺麗なお姉さん!?;」
(!…お姉…さん?//)どきっ
え?あれ?嫌だった?嫌だったよね?;
だからこんな反応になってるんだよね!?;(あわあわ)
そう金髪金眼の綺麗なお姉さんの反応に戸惑う中
周囲は一切そんな心情の変化を気にしてないようで、次々に慌ただしく変わっていった。
「神様!神様ぁー!!冒険者志望の人が!!」
「なんだって!すぐに確保したまえ!!」
「はい!!」
「待って」
『!!』
「ヴァレン某!?;君には渡さんぞ!!」ぐいっ
ケイト「え?何?;」おろおろ
「この子、うちに欲しい」ぐいっ
「ええええええええ!!?;アイズさんが直々に!?;」黒
抱き寄せられた時、反対側から引っ張られた。
そんな内に驚きのあまり顔に影が差して黒く見える。何で汗流してるの?;
『あの剣姫が直々に!!!??;』
………
なんで…何で、男性から睨まれてるんだ?私は!;←状況掴めてない
精霊曰く、ヘスティアという女神さんとアイズさんという女性から。
私は今…左右に挟まれて腕を引っ張られています。
「反応が可愛かったから」←姉と呼ばれるのが初めての人
「こっちは人手不足なんだよおおお!!」←冒険者欲しい人
なんだか…どっちも、断り辛い;(汗&硬直)