第75章 神器、覚醒
そんな小狼に…サクラが歩み寄って、話し掛けた
サクラ「あの…」
小狼「!はい」
サクラ「気を付けてね?
無理…しないで」心配げな表情で見つめる
小狼「!(瞠目)
…(微笑)
大丈夫です…姫」
二人っきりの世界に入り込んでいた
テロップ『熱烈!!』
小狼「心配してくれて、ありがとうございます」微笑
サクラ「ううん…
いつも、頑張っているの、知っているから(微笑)
昨日だって寝る前に…少し、していたし」
小狼「!見ていたんですか!」
サクラ「…//」こくり
小狼「…^^(くすり)
大丈夫です
無理はしませんから」微笑
サクラ「うん…よかった^^
…」微笑
微笑し、互いを見つめ合っていた…
そんな二人に……
ファイ「アッツアツだー」
モコナ「アッツアツだぁー」
小狼&サクラ「「!!//;」」ぎょっ!!
ファイ「ヒューヒュー」
ファイ&モコナ「「ヒューヒューヒューヒュー」」
黒鋼「うぜえ!!
困らせてんじゃねえ!」
ファイ「ええー、だって楽しいー」
黒鋼「勝手に楽しんでんじゃねえ!!」
モコナ「モコナも楽しー!!^^♪」
黒鋼「人で遊ぶな!!」
ギャーギャー!!
小狼「え…っと、あの」おろおろ←手を差し伸べるも、行き場のない手を下ろせずにいる
サクラ「……(唖然)
(くす)←3人のやり取りを見て、笑みを浮かべる
……‥楽しいね…」微笑
小狼「…え?」サクラへ振り返る
サクラ「とても…楽しい」微笑
小狼「……(唖然)
(くす)←楽し気な表情に、顔を綻ばせる
…‥俺もです」微笑し頷く
サクラ「ふふっ^^//」
小狼「…(くす&微笑)
ふふっ^^//」
温かな、愛しいものを見る、穏やかな眼を向けていた
どこからどう見ても…両想い
だが、野暮なことは誰も言わなかった…
それよりも前に、果たすべきものがあるから……
ファイ「ね、サクラちゃんの羽、まだかな?」
黒鋼「気が早ぇ!
まだ3日も経ってねえだろ」訝し気な眼でファイを見る
ファイ「24日に来て、もう27日か…
時が経つのも早いよねえー
もう慣れた?^^」にへら
小狼「はい…本当に、よくしてくれていて」頷
サクラ「私も…同じ感じ、です」頷
モコナ「モコナもー!!^^♪」ぴょぉんっ!!
黒鋼「どこも似たり寄ったりだな…」溜息