第75章 神器、覚醒
ファイ「でもさあ」にっ
黒鋼「あ?」じと目
ファイ「黒様ったら、あと2時間経たなきゃ3日じゃないって…細か過ぎない?←2653ページ参照
嫌われるよ~?」
黒鋼「ほっとけ!」けっ!←トゲトゲ
モコナ「ねえねえ!小狼!」
小狼「?」
モコナ「1週間とってもらってるんだよね、お部屋」←2612ページ参照
小狼「はい、確かそのはず」
サクラ「後…4日だね」
小狼「あれだけ沢山貰って…」←2616ページ参照
黒鋼「あいつが言ってたろ」
小狼「え?」
黒鋼「……あの後…」
ケイト『対価は既に貰ってある…
あの日々は、これ以上に、喜ばしく、素晴らしいものだったから(微笑)
来たばかりで、右も左もわからなかった…
その中で、お前達は…何の疑いもなく、私達を信じ、受け入れてまでくれたから』微笑
穏やかに、さも愛おしそうに、目を細めながら微笑し、見つめていた
黒鋼「ってよ…
俺達が未来で何をしたかは知らねえ。
だが、それは十二分対価になりうるもんだったんだろ」
ファイ「だねえ(にへら)
何しろ…
世界の命運がかかってたんだし」
小狼「……とんでもない重荷を、背負っているんですね」
サクラ「うん……でも…」
小狼「?」
サクラ「…ひとりじゃない」微笑
小狼「!
…‥はい」微笑
ファイ「そろそろかな…(ぽつり)←遠くを見る
(今日は
今晩、来るかもしれない
俺に、説明をしに…小狼君達の写し身のことをわかっているのは、俺だけだから」思案顔
小狼「?
……ファイさん?」
ファイ「なぁに~?^^」にぱっ!
小狼「?
いえ…
(気のせい?)
何でもありません」
ファイ「そっかあ(微笑)
あっちではどうなってるかなあ?」
どすぅんっ!!!!!!
その折…とてつもない地響きがした……
直前
ケイト「あっはっはっはっはっはっはっ!」
目と口に純白の光を宿し、陽炎の如く力の奔流を纏ったケイトが
笑い声を上げながら襲い掛かってくる
さも楽しそうに、嬉しそうに…
壊さない意志もきかず足場が壊れ散ってゆく
地面を蹴り僕等へ向けて飛び掛かると共に、結界ごと容易く割れ
全てを根絶やしにし兼ねない『絶大な力』が、左腕を右から横凪ぎに振るうと共に解放される
どごぉっ――!!!!
爆風ごと身を薙ぎ払われ吹き飛ばされる