第75章 神器、覚醒
考えることは同じようで…
各々、距離を取ったまま睨視し合い、同時に動き出した
再び蹴飛ばす
足が痺れた
そう見て取れるほど右足の動きが鈍った
ケイト「!(感覚がない!?」
ベリアル「私を蹴ってタダで済むと思わないことだ!!」
ばきぃっ!!←ケイトを右拳で殴り飛ばす
ケイト「そっちこそ、な」にや
ベリアル「!!なっ」
水分身と入れ替わって水にし、水で溺れさせようとした、が闇で払う
ケイト「全身で払う時間差まで約1秒――)貰った!!」
ベリアル「甘いわあああ!!」
どおんっ!!!!
ベリアル「どうだ!!全身を爆発させることぐらいなら出来るぞ!?」
ケイト「あーくっそぉっ!!甘く見た!;
まだまだあああ!!」
がががががががががががががががが
こうなったら乱戦だ
互いに互いを殴り合う
能力的に不利は無し、色的に見ても両方共に同じ
戦況は五分五分と見た…
さて――このままでは泥仕合は必至、どう出る……?
ケイト「ぜーぜぇー」
ベリアル「はーはぁー」
結び合う拳の数が幾千を超えた頃…ようやく動きが目に見える範囲にまで収まった
互いに肩を上下させ、息を荒らす中…再びぶつかろうとするベリアルに対し、待ったをかけた
ケイト「待った」
ベリアル「なんだ?」
ケイト「武器を…使ってもいいか?」
ベリアル「ふっ、勿論だ!かかってこい!!」
ケイト「ああ!!」
そうしてわざわざ許可を貰ってまでケイトが直々に取り出した武器は……
アイズ「え?」瞠目
ティオナ「え?」
リヴェリア「何だと?」
フィン「……‥え」硬直
ベリアルまで硬直していた
ベリアル(何?…なんなんだ、あの武器は?
あれでどう戦うと言うんだ!!?
あんな細長い、先に飾りのついた棒で!!)たらたら
ケイトが取り出した武器は…
ケイト「この武器は、扱い慣れてないんだけどね」
スティック…?
え?変身の?←3325ページ参照
確かCMで変身アプリが出る前に売り出されていたものだったはずだ…
それで一体何を?(わなわな)
どんな奇策を出すと言うんだ!!?(たらーり)←頬に汗が伝う
ケイト「変身!!!」
かっ!!!
『!!?;』
ベリアル「なに!?」瞠目
キューティーハニーの変身テーマが流れる
その時、変身スティックのAIの反応が…次の通りだ